...ただし偉大な達見と強力な政治力が必要だ...
石原莞爾 「最終戦争論」
...何にも知らない住民にこの事実を納得させるには地質学者の洞察と達見とを要するのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...如何に博識達見の教授でも...
豊島与志雄 「失われた半身」
...向うにいる牛乳配達見たような若ものに声をかけた...
夏目漱石 「明暗」
...漁父の方に達見がある...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...先生の達見は実に敬服の至りである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...新題目を取りて歌に入れたる達見は...
正岡子規 「曙覧の歌」
...真淵は歌につきては近世の達見家にて...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...現代の水の浅さはどうでしょう!きょうはもう二十六日に出した速達見ていらっしゃるでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これはチョットした達見であると自惚れてもよさそうな意見を抱くことがある...
三好十郎 「俳優への手紙」
...室町(むろまち)の達見(たつみ)という宿屋にはいった...
森鴎外 「鶏」
...宿屋の達見のお上さんが口入屋(くちいれや)の上さんをよこしてくれた...
森鴎外 「鶏」
...そして室町(むろまち)の達見(たつみ)へ寄って...
森鴎外 「鶏」
...そして達見高明の士が...
吉川英治 「三国志」
...「仲達見たか」「児戯にひとしい...
吉川英治 「三国志」
...正季は、師の達見を、きもに応(こた)えて帰ったのである...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の達見(たっけん)が的中していたと感じるところにある...
吉川英治 「新書太閤記」
...そういう達見から来てもいるが...
吉川英治 「源頼朝」
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