...え? 達者でゐたらでしよ? 達者にきまつてるぢやありませんか...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...梟(ふくろう)のように達者に縫って歩いた...
海野十三 「生きている腸」
...恐ろしく達者に書き上げたものですな...
薄田泣菫 「茶話」
...腕もかなり達者になった頃...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...もう少しお母さんが達者になってから全部を申し上げる事にしているんだ...
太宰治 「正義と微笑」
...お前を元気に達者にするためなら...
小泉八雲 田部隆次訳 「生霊」
...三味線も達者にひいた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...曾て其人を私も手伝って牧草を掻(か)いた料理番の老細君は達者にして居ますか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...文法は不得意でも話は達者にもやれる通弁などいうものもあって...
夏目漱石 「中味と形式」
...嫁に行ってから一層達者になったようだね」六十一小さいうちから彼の世話になって成長したお延は...
夏目漱石 「明暗」
...畜生ツ」口だけは達者に動きますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...智慧の足り無エ癖に口許(ばかり)達者にベラベラ喋りやがって...
羽志主水 「監獄部屋」
...彼は忽ちだらしのない伊達者になつてゐるかのやうな夢に駆られた...
牧野信一 「小川の流れ」
...ぎん蝶は「目が開き度くなつた」と前へ乗り出しては悪達者に三味線を引つ掻き廻し...
正岡容 「大正東京錦絵」
...ひどいありさまとなって只達者に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...金も達者にためたベーコンが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まだそこの藁小屋の中で達者にくらしてゐるのを見て...
室生犀星 「故郷を辞す」
...おめえにもこれっ限(き)り……」「オオ、磔刑(はりつけ)の日にゃ、矢来の外で、この子を抱いて、見送ってやるぜ」「どうか、お達者に...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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