...もつと足を達者にして...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どんな男だつて英語が達者になる訳である...
薄田泣菫 「茶話」
...今までよりも更に達者になってしまって...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...お達者にお暮しなさいまし...
太宰治 「古典風」
...双方とも達者にしゃべりまくるのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...文法は不得意でも話は達者にもやれる通弁などいうものもあって...
夏目漱石 「中味と形式」
...とうとうあんなに口が達者になっちまったのさ」津田は馬鹿らしいという風をした...
夏目漱石 「明暗」
...達者になって江戸へ帰って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二本の足で達者に歩いてゐるぢやないか」八五郎は襟髮を掴んで二つ三つ小突きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叱ったりなじったりするより、おだてあげて、悪達者に仕あげ、つまらぬ誤ちを繰返さぬように上手に揉みほぐしてしまうのである...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...金も達者にためたベーコンが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まだそこの藁小屋の中で達者にくらしてゐるのを見て...
室生犀星 「故郷を辞す」
...来る早々から職人たちと達者に口喧嘩などするという風だった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...尚左堂俊満以来の名左筆で絵も達者に自画賛など折々拝見するが...
山本笑月 「明治世相百話」
...そのまゝ達者になつてしまつた...
吉川英治 「折々の記」
...童子は口達者にそういった...
吉川英治 「三国志」
...おかげ様でこの通り達者になりました...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...口が達者になってはいけませんでしたの?」と...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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