...その故(せゐ)かしてこんなに達者になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...「俺(わし)もあの頃は達者に画(か)いたもんや...
薄田泣菫 「茶話」
...よし今ぢや二十年前程達者に喋べれないにしたところで...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...達者になるとすぐに...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...三味線も達者にひいた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
......
豊島与志雄 「悪夢」
...行成様(こうぜいよう)の仮名で達者に認(したた)めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この男はまた大道辻講釈師ほど達者に話してくれましたよ」八五郎の話は面白可笑しく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...智慧の足り無エ癖に口許(ばかり)達者にベラベラ喋りやがって...
羽志主水 「監獄部屋」
...達者に描きなぐつてしまはなければ...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...飽くまでも口だけは達者に...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...云はゞ自然主義亜流の筆法に洗礼されて単に達者に走つてゐるような作品は...
牧野信一 「浪曼的時評」
...変に腕達者にならなければいいけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...達者に手紙を書いたりしますし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...漢文は達者に書いたらしいが...
森鴎外 「俳句と云ふもの」
...おめえにもこれっ限(き)り……」「オオ、磔刑(はりつけ)の日にゃ、矢来の外で、この子を抱いて、見送ってやるぜ」「どうか、お達者に...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...……じゃあ」達者に――というべき後も...
吉川英治 「新書太閤記」
...達者に」「……お身も」「だが...
吉川英治 「親鸞」
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