...もつと足を達者にして...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...え? 達者でゐたらでしよ? 達者にきまつてるぢやありませんか...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...達者にくずしてあるため...
海野十三 「少年探偵長」
...お達者にお暮しなさいまし...
太宰治 「古典風」
...もう少しお母さんが達者になってから全部を申し上げる事にしているんだ...
太宰治 「正義と微笑」
...三味線も達者にひいた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...よくその年で達者に働けますね...
中里介山 「大菩薩峠」
...「貴方は近頃余っ程減らず口が達者におなりね」「何...
夏目漱石 「それから」
...畜生ツ」口だけは達者に動きますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叱ったりなじったりするより、おだてあげて、悪達者に仕あげ、つまらぬ誤ちを繰返さぬように上手に揉みほぐしてしまうのである...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...こういう独断的な先達者にひきまわされることは...
本庄陸男 「石狩川」
...達者に泳ぐことはたしかだが...
牧野信一 「或る日の運動」
...彼は忽ちだらしのない伊達者になつてゐるかのやうな夢に駆られた...
牧野信一 「小川の流れ」
...云はゞ自然主義亜流の筆法に洗礼されて単に達者に走つてゐるような作品は...
牧野信一 「浪曼的時評」
...足が達者になりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...残念なことに私の物をかく力はまだあの詩ものがたりの旺盛なやさしい諸情景をこまかく散文にかきなおしておなぐさみとして送るまで達者になっていません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...達者にして下さいね」「心配(しんぺえ)するなってことよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おかげ様でこの通り達者になりました...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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