...人が平気に踏(ふ)みしだく道辺(みちべ)の無名草(ななしぐさ)の其小さな花にも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...また柳絮と思ったその首は幾年の昔堺町(さかいちょう)の楽屋(がくや)新道辺(じんみちあたり)で買馴染(かいなじ)んだ男娼(かげま)となっていた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...さまよへるこの広き道辺には...
前田普羅 「普羅句集」
...今ではどこか馬道辺へ二階借りして破れ三味線一挺かかえ...
正岡容 「寄席」
...馬道辺か...
正岡容 「寄席」
...大道辺に置いて行人に尋ぬれど識(し)る者なし...
南方熊楠 「十二支考」
...西ノ宮から兵庫の海道辺(かいどうへん)は...
吉川英治 「新書太閤記」
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