...予未見の書『異苑』に西域に鼠王国あり、鼠大なるは狗のごとく、中なるは兎、小なるは常の鼠のごとし、頭ことごとく白く、帯しむるに金枷(きんか)を以てす、商賈(しょうこ)その国を経過するありて、まず祀らざれば人の衣裳を噛む、沙門の呪願を得れば他なきを獲、晋の釈道安、昔西方に至り親しくかくのごときを見たという(『類函』四三二)...
南方熊楠 「十二支考」
...それから間もなく七十余両の鐚銭(びたせん)で街道安全の橋普請(はしぶしん)に取りかかった...
吉川英治 「下頭橋由来」
...「道安(どうあん)さん...
吉川英治 「新書太閤記」
...道安さん...
吉川英治 「新書太閤記」
...湯なといただこうか」道安は...
吉川英治 「新書太閤記」
...道安は跛足(びっこ)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...黄昏(たそが)れかけてもくるし……」道安は...
吉川英治 「新書太閤記」
...客の来る日がやって来ようで」「ははは」道安は笑ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...嫁(とつ)いで来て間もない道安の新妻であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...みんなも待っておりますから」道安は...
吉川英治 「新書太閤記」
...道安のすがたを探しているらしい店の者を...
吉川英治 「新書太閤記」
...道安はあわただしく...
吉川英治 「新書太閤記」
...たいへんだ」道安は...
吉川英治 「新書太閤記」
...その日、亭主側の宗易の身に、思わぬ事件が起ったのを少しも知らない当夜の客たちは、道安の帰った頃、もう広間のほうに揃っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...まことに失礼をいたしまして」戻って来た道安が...
吉川英治 「新書太閤記」
...道安の嫁のおきぬが...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗易どのが、おもどりになられたと」客たちも、道安も、思わず腰をうかせて、そのまま庭へ走り出てみた...
吉川英治 「新書太閤記」
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雪混じりの雨