...× × × ×間もなく所轄警察から多数の警官が駈けつけて、附近を隈なく捜索したのは勿論、鉄道の駅々、街道という街道へ非常線をはって、人間ゴリラを待受けたけれど、彼はどこへ逃げ込んだのか、幾日たっても警察の網の目にかからなかった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...直ちに駿河以西の海道の駅々に夜番を立たせ...
太宰治 「右大臣実朝」
...お隣りの御主人は名古屋のほうの私設鉄道の駅長で...
太宰治 「めくら草紙」
...鉄道の駅からここまで酷い坂道が五キロメートル続くが――喜ばしくも衰退し行く私たちの村は...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...兵営から鉄道の駅まで...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...村から鉄道の駅まで行く四里の田舎道は...
豊島与志雄 「道連」
...東海道の駅々には...
中里介山 「大菩薩峠」
...七それからのち程経(ほどへ)て、東海道の駅々を、どこで手に入れたか一挺(ちょう)の三味線を抱えて、東へ下るお君の姿を見ることになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...*尾道の駅には昼すぎて着いた...
林芙美子 「田舎がえり」
...国道の駅名にある黒野田も前の黒仁田であって...
柳田國男 「地名の研究」
...中仙道の駅々に見る荒廃の姿も見せず...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...木曾街道の駅々の頽廃(たいはい)して行く姿をば慨歎(がいたん)して...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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