...其処は越後屋重吉と云ふ道づれのある御かげ様だ...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...少しも見知らない若侍(わかざむらひ)が一人(ひとり)偶然父と道づれになつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...道づれなしに心中だけは仕兼ねない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...道づれは可(よ)けれども...
泉鏡花 「歌行燈」
...門人らしい二三人の若い人達がその道づれだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...ここでも彼は甲南学校の生徒たちと道づれになった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...旅は道づれとかいいます...
新美南吉 「名なし指物語」
...その晩は、久留馬登之助ともう一人の仲間が、親分に喧嘩を吹っかけ、手足を折るか、浅傷(あさで)を負わせるか、ともかく、旅を続けられないようにするはずでしたが、親分が相手にならなかったので、それも駄目」「…………」「私の部屋に逃げ込んだのを幸い、道づれになって、親分の気を外(そ)らせようとしましたが、親分の目は一刻半刻も、六千両の荷から離れることではございません」「…………」「仲間の者はジレ込んで、いよいよ親分を殺すことに決めました、――手引はこの私と、手筈(てはず)まで調った時、私はどうしたことか、親分を殺すのがイヤになったのでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その晩は、久留馬登之物ともう一人の仲間が、親分に喧嘩を吹かけ、手足を折るか、淺傷(あさで)を負はせるか、兎も角、旅を續けられないやうにする筈でしたが、親分が相手にならなかつたので、それも駄目」「――」「私の部屋に逃げ込んだのを幸(さいは)ひ、道づれになつて、親分の氣を外(そ)らせようとしましたが、親分の目は一刻半刻も、六千兩の荷から離れることではございません」「――」「仲間の者はジレ込んで、いよ/\親分を殺すことに決めました、――手引はこの私と、手筈まで調つた時、私は、何うしたことか、親分を殺すのがイヤになつたのでございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だれも友だちもなく道づれもない...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...自分の孤独の道づれになつて貰ひたい気持ちになつてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...元気をつけてくれるよい道づれであるようには思えた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...廣小路へ出るまで唯道づれに成つて下され...
樋口一葉 「十三夜」
...「海流」ではなくて「道づれ」なのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もう一人の道づれみたいなものがゐる氣がする...
吉川英治 「折々の記」
...よい道づれを得たように...
吉川英治 「私本太平記」
...その道づれの間だけ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...若い同心を道づれにして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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