...おなじウェッツラ(四輪馬車)にのりあわせた旅の道づれも...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...ここより五十ばかりの人道づれとなりて行く...
伊藤左千夫 「滝見の旅」
...旅は道づれ世は情...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...手を取り合いながら相並んで進むべき親しい道づれが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道づれになったお絹という女...
中里介山 「大菩薩峠」
...また逢えるかも知れません」「旅は道づれ――と言ってな」米友がこう言ってバツを合わせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の道づれの青年を合せて六人...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...お氣の毒だがお清殿もあの世へ道づれ」瀧山誠之進の岸本誠太郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だれも友だちもなく道づれもない...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...こころは二人の旅びとされど道づれのたえて物言ふことなければわがこころはいつもかくさびしきなり...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...(ああ二十一日とあるわ)風邪と道づれではなかったのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...長篇としてかき出した「雑沓」「海流」「道づれ」これはどうなるでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...青梅へ帰る道づれはねえかしら」「博労渡世の者が...
吉川英治 「江戸三国志」
...心までは散歩の夕風に吹き拔かれてゐない證據で、要するに、彼女の道づれは、いついかなる場合でも、子供か、鍋釜なのである...
吉川英治 「折々の記」
...道づれのH氏の舊知であつた...
吉川英治 「折々の記」
...忍剣と道づれである者を六人とも...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なんともそのたび道づれの諸兄には気がひけてならなかった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「何も慾と道づれですからネ...
若山牧水 「熊野奈智山」
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