...いく関々の道すがら...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...『さて田圃道を独り帰るに、道すがら、之を見る者は、皆目送して、「鯉なり鯉なり、好き猟(りょう)なり」と、口々に賞讃するにぞ、却つて得意に之を振り廻したれば、哀れ罪なき鯉は、予の名誉心の犠牲に供せられて、嘸(さぞ)眩暈(めんけん)したらんと思ひたりし...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...道すがらはまたお使者(つかい)で...
泉鏡花 「海神別荘」
...警視庁へ出勤する道すがらも...
海野十三 「火星兵団」
...その道すがら、先生は千二のことを何と言って話をすれば一等心配をかけないですむかしらんと、いろいろと考えてみた...
海野十三 「火星兵団」
...その道すがらも姉はいろ/\と物語りしまして...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...講義に出かける道すがら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道すがら彼は天に感謝した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたくしは物買いに出た道すがら...
永井荷風 「葛飾土産」
...道すがら電車通にて一人の躄悠然として竹杖にて其の乗りたる車を押行くを見る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...逃げ迷った道すがら...
永井荷風 「ひかげの花」
...外出(そとで)の折の道すがら...
永井荷風 「日和下駄」
...遠乗りの道すがらお立寄り致した次第...
中里介山 「大菩薩峠」
...石田のために命を与えに行く道すがらでござりまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...二深川島田町への道すがら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに、ただ今道すがら、八幡さまにお詣(まい)りいたしますと、孤軒老師にはからず御対面...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...道すがらも夫人の面影が目に見えて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...登城下城の道すがらも...
吉川英治 「大岡越前」
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