...勇は道々義雄に別な友人のことを話した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一色道庵は、膝の上に載せた藥箱から、一と掴みの糠(ぬか)を出して、付添の眼を忍ぶやうに、道々...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...迎いの駕籠に揺られて行く道々...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道々、三好屋の隱居が話してくれましたが、この梅屋敷といふのは、三千五百石取の大旗本、本郷丸山の荻野左仲(をぎのさちう)の別莊で、住んで居るのは、愛妾(あいせふ)お紋の方...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから湯島へ引返す道々...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道々ガラツ八の話は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御出入りの古道具屋から求められた品だ」「その古道具屋を御存じありませんか」「仲橋の北田屋とか申したが――」明神下から湯島天神町への道々平次と久保木桂馬との話は續きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その場で息を引取つたよ」道々お玉ヶ池の玉吉は説明してくれました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...× × ×道々の八五郎の不服らしさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道々、勇美子の説明するのを聴くと、――花婿春藤良一と花嫁の詩子(ふみこ)を乗せた自動車が、渋谷の春藤家を出ると間もなく、暗い路地の中から、待ち構えて居たように一台のボロ円タクが飛出して、花嫁の詩子(ふみこ)の乗って居る側へ、全速力で叩き付けたのでした...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...裁判所長の家を出たチチコフが、道々、所長はいったい何を思っているのだろう、彼のいった言葉にはどんな意味があるのだろうと、とつおいつ、その真意を明らかにしようと躍起になって考えてみたが、結局、何一つ了解することが出来なかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...道々にこの花片(はなびら)を撒きたまへ...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...あれらの道々のわたしの思ひ出は仲々に深々たるもので...
牧野信一 「湖の夢」
...一番の汽車にて鎌倉に赴く道々うかみ出づる駄句の數々...
正岡子規 「鎌倉一見の記」
...それは容易にお分かりはありますまい」「道々...
吉川英治 「江戸三国志」
...下(お)りるとまたうねうねと道々がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...夏だし、道は嶮岨(けんそ)だし、具足着ではあるし、追う方も追うほうだったが、逃げまわる天蔵の同勢も、逃げつかれて来たものとみえ、道々、荷を捨て、馬を捨て、だんだん身軽になって百月川(どうづきがわ)の谿谷(けいこく)で、空腹(すきばら)へ川の水を入れ、ぐったり一汗ふいていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...道々は難所折所(せっしょ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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