...過般諸新聞紙に主權論なるものあり...
飯田平作 「帝室論緒言」
...過般(こねえだ)も下田の千太爺(おやぢ)の宅(どこ)で...
石川啄木 「刑余の叔父」
...過般(こなひだ)見積書も作つて見たんだがね...
石川啄木 「病院の窓」
...過般(いつか)もお前さんに話したろう...
泉鏡花 「婦系図」
...過般日本より欧州へ航するときは船中の食...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...山下虎之助氏宅に過般来怪奇の出来事あり...
井上円了 「おばけの正体」
...我が早稲田大学の野球団が過般渡米したとき...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...彼が御前に演じ候過般の非礼につき...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...然るに過般来(かはんらい)は喰(しょく)味(あじ)無く...
関寛 「関牧塲創業記事」
...あなたの飛行士は過般の大戦の勇士...
谷譲次 「踊る地平線」
...書翰過般、御送付相成(あいなり)候『倫理教科書』の草案、閲見(えっけん)、少々意見も有之(これあり)、別紙に認(したため)候...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...若し過般の爭鬪によつて...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「受動的抵抗の理論と實行」
...ハンブルグやオランダやバルチック諸港は過般の凶作中英蘭(イングランド)の価格騰貴に極めて敏感に応じたのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...と過般その当の本人が私に話されたことがございます...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...過般有島君の芸術を通じてその生活を一般が云々(うんぬん)することについて...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...○コロラド丸出帆過般来船内にチブス患者発生したるため...
夢野久作 「暗黒公使」
...天のデモクラ宣伝この傾向に大油をかけたのが過般の震火災であった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...過般来の合戦にぬきんでた功のあった人々への御感(ぎょかん)の軍忠状には...
吉川英治 「私本太平記」
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