...ここを過ぎると、英語を非常に上手に話す、この上もなく丁寧な日本人の官吏が一人、我々を出迎えた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...娘共は屹度何か調戯(からか)つて行き過ぎる...
石川啄木 「赤痢」
...今日もまた暖か過ぎる好天気である...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...まさか兄さんが……君は実際鋭敏過ぎるよ...
江戸川乱歩 「疑惑」
...十一時を過ぎると...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...そう思って通り過ぎる人が多かったけれども...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...「こいつはちっと野蛮過ぎる...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...どうも私は食べ過ぎる(飲み過ぎるのは是非もないが)...
種田山頭火 「其中日記」
...少し藥が利き過ぎると...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...二月も半ばを過ぎると...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...自分は思い切って「あなたは大胆過ぎる」と云おうかと思った...
夏目漱石 「行人」
...撓(しな)わしたりして行き過ぎるのが何より愉快だった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...でも良い方でしょう」「そりゃ良い男さ――良過ぎる位さ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あんまりデカダン過ぎると思ふんだよ...
牧野信一 「南風譜」
...その度を通り過ぎると今度は本当に心(しん)から軟くなって味が出るのです...
村井弦斎 「食道楽」
...家兄(このかみ)には少し人に惚れこみ過ぎる癖がありはしませんか」「否...
吉川英治 「三国志」
...自分なんかには、大任過ぎる』と、真正直にかしこまって断ったもんですよ...
吉川英治 「小説のタネ」
...大慈悲松の内が過ぎると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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