例文・使い方一覧でみる「過ぎ」の意味

...まことに人なれぬ里人とて早過ぎる程に早かった... まことに人なれぬ里人とて早過ぎる程に早かったの読み方
江見水蔭「壁の眼の怪」

...楠公前（なんこうまえ）の方から来てあっと云う間に通り過ぎた自動車があったが... 楠公前の方から来てあっと云う間に通り過ぎた自動車があったがの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...もう盆過ぎであった... もう盆過ぎであったの読み方
徳田秋声「あらくれ」

...事實は反つて政黨の援助を得て内閣を支持したるは何ぞや爾來官屬主義は獨り藩閥者流若くは藩閥に隷事せる屬僚の間に唱へらるゝに過ぎずして...
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...考えは波のように過ぎ去って行った... 考えは波のように過ぎ去って行ったの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...先生それではあんまり人が悪過ぎますぜと... 先生それではあんまり人が悪過ぎますぜとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...いま通り過ぎたと思った浅吉さんの姿が... いま通り過ぎたと思った浅吉さんの姿がの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...宵（よい）が過ぎると... 宵が過ぎるとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...文字どおりにこれを実行したるに過ぎなかった... 文字どおりにこれを実行したるに過ぎなかったの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...うつらうつらと夢見るように昼が過ぎると... うつらうつらと夢見るように昼が過ぎるとの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...吉三郎をおびき出して殺したのも細工過ぎるよ... 吉三郎をおびき出して殺したのも細工過ぎるよの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...数時間空腹を先へのばすだけに過ぎない... 数時間空腹を先へのばすだけに過ぎないの読み方
平林初之輔「悪魔の聖壇」

...拙過ぎるというこの男の現実は... 拙過ぎるというこの男の現実はの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...こは口は禍（わざわい）の門といへる極めて陳腐なる理窟を十七字に並べたるに過ぎず... こは口は禍の門といへる極めて陳腐なる理窟を十七字に並べたるに過ぎずの読み方
正岡子規「俳句の初歩」

...もしこの二箇年の凶作に続いて平年作が生じたに過ぎなかったならば...
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...ただ経済上の優遇の一条件に過ぎなかったのである... ただ経済上の優遇の一条件に過ぎなかったのであるの読み方
柳田国男「家の話」

...かの地方は水が多過ぎて... かの地方は水が多過ぎての読み方
柳田國男「地名の研究」

...わずかに十分の一が徴収されたに過ぎない... わずかに十分の一が徴収されたに過ぎないの読み方
デイヴィド・リカアドウ　David Ricardo 吉田秀夫訳「経済学及び課税の諸原理」

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