...今年は運不運を感じる年で、非常事態に備えたいと思っている...
...運不運の占ひならば...
薄田泣菫 「茶話」
...自分の運不運はさして気にも止めはしませんが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...運不運ということもありますが...
近松秋江 「雪の日」
...植物にでも運不運はある...
寺田寅彦 「柿の種」
...それはおのおの生れついた身の運不運...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしもお蘭さんのように、自由が利(き)く身でありさえすれば、こんなところに、こうしてばかばかしい祟(たた)り目の問屋を引受けてなんぞいるものですか――どうにもこうにも動きの取れないわたしという者の身の上を、少しはお察し下さいましな」「それは、人の運不運で、やむを得ないことだと言っているのに」「運不運なんて言いますけれど、それはたいてい意気地なしの言うことですね――しっかりした人は、自分で自分の運を切り開いてしまいますからね...
中里介山 「大菩薩峠」
...運不運だなんておとなしくあきらめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...人生の運不運は、現在に於ける境遇の幸不幸でなく、その人の天賦された所有物(才能、財産、人徳など)を、どれだけ完全に利用したか、どれだけ無益に浪費したかといふ、最後の利合分數によつて計算される...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...その日の運不運でね...
林芙美子 「下町」
...何でも運不運でね...
林芙美子 「下町」
...ありきたりの思想に染まっていなくて運不運は代わる代わる自分の後からついてくるものと悟っているクリスチャンだけなのでしょうね...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...(b)運命*・宿命・出来事・運不運・神々・その他これに類する語句を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まるで神々がビオンの運不運に応じて引込んだり現われたりしたかのようであった」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...運不運ということだってある...
山本周五郎 「ちゃん」
...こういう勝負には運不運がある...
山本周五郎 「ひとごろし」
...運不運と諦(あきら)めて貰えます...
山本周五郎 「夕靄の中」
...だが、生きんとする大慾心をふるい起すのはこの時だと、へたばりかける肉体を反撥(はんぱつ)して、「運不運、死も生も、天にまかせて西の沢から駈け下りろッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...この災害を“運不運”とだけ見て...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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