...子供達の遊び場所になっている...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...村には若者の遊び場所と言ふやうなものがあつて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...久しく物置――子供の遊び場にしておいたので...
田山花袋 「蒲団」
...男女(ふたり)の遊び場所は矢張(やはり)同じお茶屋であったが...
徳田秋声 「あらくれ」
...庸三はこの家が彼以前の葉子の愛人の遊び場所だことは...
徳田秋声 「仮装人物」
...長いあいだ女や遊び場所などで磨かれて来た彼の心持と相応したものであった...
徳田秋声 「爛」
...夏は好い遊び場であらう...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...屋敷と屋敷のあひだには畑がなくば茶畑があつて子供や鳥の遊び場になつてゐる...
中勘助 「銀の匙」
...或時は女優の遊び場...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...庭や屋敷の中を遊び場とすることになれています...
中里介山 「大菩薩峠」
...べつの通学団の遊び場所だったから...
新美南吉 「久助君の話」
...上野から谷中へかけての夥しい僧侶の隠れ遊び場所で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい私たちの遊び場だった...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...その空地は子供たちの好い遊び場になっていた...
堀辰雄 「三つの挿話」
...どこぞ遊び場のかえりでもあるような...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...鈴の森神社から斜めに下りると、そこが崖になって小さな流れがあり、蟹も遊んでいようという、私らの遊び場で、そこにはアカイワシという、冬、茎が赤くなる濶葉樹があり、これを刀代りにして遊んだ...
柳田国男 「故郷七十年」
...子供たちには恰好な遊び場になっていた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...三人はそれぞれ自分の影を後ろに倒しつつ山から下の遊び場の方へ降りていった...
横光利一 「旅愁」
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