...遊び人らしい二人の男が...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...湯壺にぢと(マヽ)してゐる時は無何有郷の遊び人だ...
種田山頭火 「行乞記」
...白日(まひる)も夢見る村の一人の遊び人が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お藏前で少しは名を賣つた遊び人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...職人や遊び人の履く麻裏で踏んでありました」「ホウ」又左衛門も又次郎も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又三郎という遊び人で好い男ではあったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遊び人の――」「そいつは聴かない方がいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遊び人の権三郎が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「吉三郎は遊び人で通っていたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『鎌、輪、ぬ』の柄は好んで手拭にも浴衣(ゆかた)にも染め、中には刺青(ほりもの)にまでしたもので、やくざ、遊び人、のらくら者、と言つた肌合の人達は、好んでこれを用ひもしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...連れの遊び人のほうへふりかえって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...紛(まぎ)れもなく遊び人風だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その群集の一番最後の遊び人風の男が二人...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...ほうおまえ遊び人か...
山本周五郎 「花も刀も」
...で、金吾もそのまま、おりんについて廊下へ出て刀の下緒(さげお)をたくしながら、月江の部屋へ来てみますと、なるほど、怪(け)しからぬ風体(ふうてい)の男が、風雅な投扇の遊具を蹴ちらかして毛氈(もうせん)の上へうしろ向きに大あぐらをくんでいますから、「こいつ、湯治客をゆたぶる、遊び人だな」と、一図に見てとって、ずかずかとそこへ這入(はい)っていくなり、「貴様か、宿を騒がすやつは」ムズと、襟がみをつかみました...
吉川英治 「江戸三国志」
...太夫元を代表して懸合(かけあ)いに来た遊び人(にん)態(てい)の男も...
吉川英治 「江戸三国志」
...この黄泥岡(こうでいこう)の近村に住む白日鼠(はくじつそ)の白勝(はくしょう)という遊び人なのである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...湯町に巣喰う遊び人の仲間に入って...
吉川英治 「山浦清麿」
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