...昔からずゐぶん偉い人たちも遊びにやつて来てゐるわけだ...
會津八一 「一片の石」
...そこへ彼が口説いてみようかと思っている近所の娘さんが臙脂(えんじ)色のワンピースを着て遊びにやってくる...
海野十三 「軍用鼠」
...遊び來る鮪(しび)が端手(はたで)に妻立てり見ゆ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...遊びながら贅沢の極を尽す少数の極富者と...
丘浅次郎 「人類の将来」
...土曜から日曜にかけて遊びに行く小さな別荘なのでありました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...どうせ遊び半分やよって...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...以前奉公して居た頃も稀には若い衆に跟いて夜遊びに出ることもあった...
長塚節 「太十と其犬」
...予頃日水戸に遊びその家人に就きて具に状況を悉すをえたり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...何といふ殺生(せつしやう)な遊びごとをなされることでござりませう...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...少し遊び過ぎただけの事で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...このごろは昆布巻きの内職をなまけて遊び歩いているとの事なり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...四キロの道を歩いて眞鍋の官舍に遊びに行つたりしたこともある...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...遊びにも、いろいろあるが、これは、一番あたりまえの丁半だ...
火野葦平 「花と龍」
...よく遊び!立派な哥薩克になつたなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その後彼が遊びにくる毎に...
堀辰雄 「春淺き日に」
...ひとつ今夜は遊びましょう...
横光利一 「旅愁」
...なんで暢気(のんき)らしく出かけられようか」「遊びに行くという訳じゃなし...
吉川英治 「江戸三国志」
...甚だよくない眼つきをした遊び人(にん)体(てい)の男が三名...
吉川英治 「江戸三国志」
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