...遉(さすが)の北鳴も...
海野十三 「雷」
...遉(さすが)に烏啼天狗専門店の名探偵袋猫々先生だけのことはある」「叱(し)ッ...
海野十三 「奇賊は支払う」
...遉(さすが)の僕も呻るより外...
海野十三 「深夜の市長」
...遉(さすが)の僕もウムと呻ったまま...
海野十三 「深夜の市長」
...――昨夜は遉(さす)が不死身の僕も...
海野十三 「深夜の市長」
...遉(さす)がの動坂一派の荒武者どもも...
海野十三 「深夜の市長」
...これは遉(さすが)に露という季を入れていて...
高浜虚子 「俳句への道」
...遉(さすが)はこの作者だと思つた...
田山録弥 「三月の創作」
...旦那に怒られて村に居られなくなりや居らねえたつて構はねえんだから」「酷くわからねえんだな」遉の四つ又も逐にはむつとしてかういつた...
長塚節 「芋掘り」
...遉に現在の耕二を話題にすれば...
中原中也 「耕二のこと」
...――遉(さすが)に曲者も僞物(にせもの)の髷とは氣が付かなかつた」「ハツハツハツ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遉(さす)がは多年薬剤を研究し薬剤師の免状を得て...
福田英子 「妾の半生涯」
...遉(さすが)に芝居の閉場(はね)る前は寂蓼を極めていた...
松本泰 「日蔭の街」
...お房は遉(さすが)に顏を赧(あから)めて注意を加へた...
三島霜川 「平民の娘」
...遉(さすが)の彼すら過誤を抱いていたことが...
吉川英治 「上杉謙信」
...「まず澄憲ほどな名僧は近代にあるまい」「遉(さすが)ではある」万民みな...
吉川英治 「源頼朝」
...遉(さすが)に稀れな天才らしゅうございます...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――そして御家老の兵部様が、木村丈八郎へお眼をつけなすッたのも、遉(さす)がに、鋭い...
吉川英治 「無宿人国記」
便利!手書き漢字入力検索