...夙(つと)に温良貞淑の称ある夫人明子を遇するや...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...自然の物を遇するすべてまさにこのごとし...
有島武郎 「星座」
...意外の危険に遭遇することがあるから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...どこでも非常に厚く待遇する...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...手痛い批判の嵐に遭遇することもなく...
知里真志保 「アイヌ語学」
...以上述べたところからまたわれわれが連句修業の際しばしば遭遇する一つの顕著な現象を説明することができる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...あたかも驕児(きょうじ)を遇する如く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その遭遇する事業を繁多(はんた)ならしめ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...余は政治上如何なる困難に遭遇するも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...金文はその遺物の眞贋を判斷する爲に茲に一の困難に遭遇する...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...仮に自分が遭遇するものとすれば...
中島敦 「狼疾記」
...何時かは遭遇するのは当然なのである...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...世の中が夫を遇する朝夕(ちょうせき)の模様で...
夏目漱石 「野分」
...乃ちこれを待遇するにまた相当の礼を以てすべきや論を竢たず...
正岡子規 「従軍紀事」
...なぜそんな早まったことを! 今日まで相共にあれだけ働いてくれた同志を遇する法でない!水木 馬鹿を言いたまえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...航海者は往々幽霊船に遭遇することがあるという...
武者金吉 「地震なまず」
...蘭軒を遇すること友人の如くであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...内地から来たものは特に優遇する方針だったから...
夢野久作 「爆弾太平記」
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