...このやうな事件に遭遇する度ごとに...
石川三四郎 「浪」
...どう考えたらこういう曲が持つてこられるのかと不思議に堪えないような現象に遭遇するのはいつたいどういうわけだろうか...
伊丹万作 「映画と音楽」
...人間は自己の利益を捨ててかからねばこれ以上に自然物を優遇することはできぬゆえ...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...吾々はみんな彼を味方の一人として遇することに心の中できめていたからである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...珍客を遇する礼として当然のことと思われた...
寺田寅彦 「柿の種」
...待遇するのだった...
徳田秋声 「縮図」
...個人の歴史的運動――それは前の説明によれば個人を理解し又之を待遇することによって生ずる運動であった――は時代の夫に終局的に帰着しなければならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...今日の哲学から区別された所謂科学として待遇することも同様に出来ないことである...
戸坂潤 「科学方法論」
...非常の不幸に遭遇するとか...
朝永三十郎 「學究漫録」
...それほど騒がせておいて、帰ってみれば一言の申しわけもなく、打通る大風にも驚かせられましたが、あれほど焦(じ)れて、ポンポン啖呵(たんか)をきっていた親方の女が、当人が現われてみると小言一つ言わず、腫物(はれもの)にでもさわるように御機嫌を取るのを見て、かえって歯痒(はがゆ)いくらいに思いましたが、今度はその従者に対する言語挙動が、まるで奴隷に対するような扱いであり、軽蔑と、叱咤(しった)とを以て、待遇するのに、このグロテスクな従者に、一言のないことにも驚かされました...
中里介山 「大菩薩峠」
...先に車夫を鄭重に待遇するようにならば...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...想像もつかないような異変に遭遇すると考えられていたので...
久生十蘭 「南極記」
...我々が常に遭遇する全ての実例が一様かつ同質であるときほどは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...後にモンコントゥール及びジャルナックで悲運に遭遇すると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さうして同氏を技師として遇するよう知事に建言した...
柳宗悦 「和紙十年」
...田舎のことだから仕方がないが卿(けい)らが、勅使を遇するに、どういう心をもって歓待するか、その心もちを見ようと思う」意味ありげなことをいったが、玄徳には、よく解し得なかった...
吉川英治 「三国志」
...「これはかならず孔明の意中をふくんで来た者にちがいありません」「どう待遇するか」「まず...
吉川英治 「三国志」
...獄内の彼を遇するに「烈士(れっし)」としていたのでもよくわかる...
吉川英治 「新・水滸伝」
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