...夙(つと)に温良貞淑の称ある夫人明子を遇するや...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...別して外国と関係を有する宗教と同一に待遇するの理あらんや...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ずっと後になってある場面に遭遇するまでは...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...如何なる障碍(しょうがい)に遭遇するも決して悲観しない...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...西洋と日本とは商人を遇するのにかくの如き相違があります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...伯は此等の外人を待遇するに於て亦能く親切鄭寧を盡くすがゆゑに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...金文はその遺物の眞贋を判斷する爲に茲に一の困難に遭遇する...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...それほど騒がせておいて、帰ってみれば一言の申しわけもなく、打通る大風にも驚かせられましたが、あれほど焦(じ)れて、ポンポン啖呵(たんか)をきっていた親方の女が、当人が現われてみると小言一つ言わず、腫物(はれもの)にでもさわるように御機嫌を取るのを見て、かえって歯痒(はがゆ)いくらいに思いましたが、今度はその従者に対する言語挙動が、まるで奴隷に対するような扱いであり、軽蔑と、叱咤(しった)とを以て、待遇するのに、このグロテスクな従者に、一言のないことにも驚かされました...
中里介山 「大菩薩峠」
...民を優遇するに越したことはないではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...艦上に於ては前王として出来る限り厚遇すると...
中島敦 「光と風と夢」
...余は今日(きょう)までこれと云う不思議な現象に遭遇する機会もなく過ぎた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...反対の実例にしばしば遭遇するからなのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...また夫人として待遇することもなしにまれまれ通っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...永久に不変なものなどはないこうしたこの世ではまたどんな運命に自分は遭遇するかもしれないと女王は思うようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...主人が嫉妬から女を虐遇する...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...」「わたくしの職業にも同じ必要に遭遇することはあるのです...
森鴎外 「花子」
...それに己はまだ一度もあれを遇すべき道を以てあれを遇することが出来なかつた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...内地から来たものは特に優遇する方針だったから...
夢野久作 「爆弾太平記」
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