...さうして彼等は私を遇するに先輩を以つてした...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...政府がこれを待遇するの方法において...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...我れを遇することをつとめて...
大町桂月 「獨笑記」
...敵を優遇する道を講じたりしているのである...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...一つはどれも之も云わば一様に社会的に優遇することによるものであり...
戸坂潤 「社会時評」
...天子はこれを遇する途(みち)を知りたもうであろうというのである...
中島敦 「李陵」
...しかも古代には老人を冷遇する習俗が濃く...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...ルダンさんは弟子たちをじぶんの息子のように待遇する...
久生十蘭 「黄泉から」
...我が国には客を好遇する道が広くゆきわたっていて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...米軍上陸の際に必ず遭遇するであろうゲリラ戦術の実演とその効果を試すことが一つ...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...あらかじめ遭遇する危険が分かっていれば進んで対処しただろうに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...乃ちこれを待遇するにまた相当の礼を以てすべきや論を竢たず...
正岡子規 「従軍紀事」
...私と云ふ先妻の長男を家庭内で冷遇することが少なからず後妻の気に叶(かな)ふので...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...なぜそんな早まったことを! 今日まで相共にあれだけ働いてくれた同志を遇する法でない!水木 馬鹿を言いたまえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...また夫人として待遇することもなしにまれまれ通っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...某の妻を悪(にく)んで虐遇すること甚しかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それからお玉が末造を遇することは愈(いよいよ)厚くなって...
森鴎外 「雁」
...こんなに待遇するはずはない...
吉川英治 「三国志」
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