...もう遅桜ですね。 (桜が散ってしまっている様子を表す。)...
...遅桜の季節に、新年度が始まる...
...遅桜の花びらが風に舞い散る...
...毎年、遅桜の開花予想が注目される...
...遅桜まで見てから、花見を楽しみたい...
...遅桜がほろほろ見える気持ちなどは...
上村松園 「山の湯の旅」
...遅桜なほもたづねて奥の宮おもひ川渡れば又も花の雨昭和三年四月二十三日 泊雲...
高浜虚子 「五百句」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...遅桜もまだ散り尽さぬ頃から聞えはじめる苗売の声の如き...
永井荷風 「巷の声」
...例えば春の句で遅き日のつもりて遠き昔かな春雨や小磯(こいそ)の小貝ぬるるほど行く春や逡巡(しゅんじゅん)として遅桜(おそざくら)歩行歩行(ありきありき)もの思ふ春の行衛(ゆくえ)かな菜の花や月は東に日は西に春風や堤(つつみ)長うして家遠し行く春やおもたき琵琶(びわ)の抱(だき)ごころ等の句境は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...行く春や逡巡として遅桜(おそざくら)「逡巡(しゅんじゅん)」という漢語を奇警(きけい)に使って...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...まだ遅桜がきれいに咲いて居る...
正岡子規 「車上の春光」
...池のあちらに遅桜が少しばかり咲いてその下につつじがある...
正岡子規 「車上の春光」
...遅桜がさかりで藤はまだ短い...
正岡子規 「車上の春光」
...奈良七重(ななえ)七堂伽藍(がらん)八重桜 芭蕉藪寺(やぶでら)や筍月夜(たけのこづきよ)時鳥成美(せいび)浦山や有明霞(ありあけがすみ)遅桜(おそざくら)羽人(うじん)などの作例もあるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...春も闌(たけなわ)の遅桜...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...おゆるしが出そうですか」日傘と日傘もう遅桜も褪(あ)せて...
吉川英治 「大岡越前」
...四月に近い遅桜が...
吉川英治 「私本太平記」
...山国の遅桜(おそざくら)が...
吉川英治 「私本太平記」
...見る人のない遅桜(おそざくら)がここにも雪のように散り敷いていた...
吉川英治 「私本太平記」
...どこから紛れてくるのか、遅桜の片々が、晩春の印影を、わずかに描いているだけで、泉殿のあたりであろうか、蛙の声が遠く聞える...
吉川英治 「平の将門」
...遅桜(おそざくら)の散りぬく下を...
吉川英治 「平の将門」
...遅桜(おそざくら)の幾片(いくひら)が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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