「遅々」の意味
物事がなかなか進まない様子
「遅々」の例文(場面別)
- ビジネスプロジェクトの進捗が遅々として進まず、納期に間に合うか心配だ。
- 日常会話彼の勉強の進み具合は遅々としており、試験までに間に合うか不安だ。
- ニュース復興作業が遅々として進まず、被災地の住民は不安を募らせている。
小説での「遅々」の使い方
...文化の発達は到底遅々たるを免れない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...悽惨(せいさん)として遅々たりや...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...小さい箱の汽車はミシミシと腰掛けや窓をきしませながら遅々と西へ走った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そのうえ被害民自身の運動は遅々として行き悩んでいる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...雨の日の遅々とした灰色の曙(あけぼの)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何しろ進行が遅々としているから...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...遅々たる夜の歩みを...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...そしてそれがいかにも遅々としていればいるほど...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...斯うして牛歩遅々乍ら着実に(スロウ・バット・シュア)...
牧逸馬 「双面獣」
...そして数世紀の間ほとんど人口が停止しまたはせいぜいのところ極めて遅々として増加しただけで眠っていたロシアの領土...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まことに遅々とながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ここまで達するのには遅々とした歩みであった...
柳宗悦 「京都の朝市」
...文明の低度なる民族の間には言語の変遷は比較的遅々たるものがあろうし...
柳田國男 「地名の研究」
...城普請(しろぶしん)のために徴発(かりだ)してはならんとあって」「それでは遅々(ちち)と進まぬ道理だ...
吉川英治 「私本太平記」
...遅々(ちち)として...
吉川英治 「私本太平記」
...秀吉の戦い遅々として捗(はかど)らずとも...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんな遅々たる捗(はかど)りようでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...原稿も日々遅々(ちち)だし...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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