...二人は橇(かじき)に雪を漕(こぎ)つゝ(雪にあゆむを里言にこぐといふ)互(たがひ)に声(こゑ)をかけて助(たすけ)あひ辛(からう)じて嶺(たふげ)を逾(こえ)けるに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「葱嶺(そうれい)を逾(こ)ゆるに毒風肌を切り...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...あまりの好晴(ひより)に気の狂った早咲きの柘榴(ざくろ)と見える――江碧島逾白(えみどりにしまいよいよしろく)...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...その形体処々功能多き事鼠に逾(こ)えたる物なしと賞賛した(『大和本草』一六)...
南方熊楠 「十二支考」
...「昨朝勢逾猛...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索