例文・使い方一覧でみる「逼塞」の意味


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...逼塞(ひつそく)した息はお腹(なか)の上へ墓標(はかじるし)をたてようとする...   逼塞した息はお腹の上へ墓標をたてようとするの読み方
大手拓次 「藍色の蟇」

...一家が丸山の隣の小さい借家へ逼塞(ひっそく)してからであった...   一家が丸山の隣の小さい借家へ逼塞してからであったの読み方
徳田秋声 「足迹」

...そのころそこに逼塞(ひっそく)していた...   そのころそこに逼塞していたの読み方
徳田秋声 「足迹」

...本所のさる裏町の長屋に逼塞していた時分...   本所のさる裏町の長屋に逼塞していた時分の読み方
徳田秋声 「縮図」

...二十五栃木の大中寺に逼塞(ひっそく)の神尾主膳は...   二十五栃木の大中寺に逼塞の神尾主膳はの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...殿様は入府になるなり、下邸に逼塞し、元日の参賀にも、十一日の具足祝いにも上らず、大物(おおもの)を抱えて鬱々としてござった...   殿様は入府になるなり、下邸に逼塞し、元日の参賀にも、十一日の具足祝いにも上らず、大物を抱えて鬱々としてござったの読み方
久生十蘭 「玉取物語」

...むろん事あれかしと覗(うかが)っていたオロシャは逼塞(ひっそく)しないであろう...   むろん事あれかしと覗っていたオロシャは逼塞しないであろうの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...よってまず逼塞(ひっそく)まかりあるべく...   よってまず逼塞まかりあるべくの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...「たしかに、両家ともそう云ったといっています」「ばかなことを」と喜兵衛が云った、「殿は昨日、御逼塞になった、お上(かみ)といえるのは御幼君だけだ、まだお二歳(ふたつ)の亀千代さまが、そんなことをお命じになるわけはない」「かれらはそう申したということです」「これは穏やかでないぞ」と村山喜兵衛が云った、「昨日の今日、上意を僣称(せんしょう)してこんな事が起こるのは尋常ではない、おれはすぐ御家老に申上げよう、あの三人をたのむぞ」「承知しました」「誰が来ても渡すな」「承知しました」と矢崎舎人が云った...   「たしかに、両家ともそう云ったといっています」「ばかなことを」と喜兵衛が云った、「殿は昨日、御逼塞になった、お上といえるのは御幼君だけだ、まだお二歳の亀千代さまが、そんなことをお命じになるわけはない」「かれらはそう申したということです」「これは穏やかでないぞ」と村山喜兵衛が云った、「昨日の今日、上意を僣称してこんな事が起こるのは尋常ではない、おれはすぐ御家老に申上げよう、あの三人をたのむぞ」「承知しました」「誰が来ても渡すな」「承知しました」と矢崎舎人が云ったの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...綱宗逼塞による藩家の興廃が知りたいらしい...   綱宗逼塞による藩家の興廃が知りたいらしいの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...「――御逼塞が、その謀計の一つだというのか」「第二は跡式(あとしき)の件です」と周防は云った、「御存じのようにいま御継嗣について、入札(いれふだ)がおこなわれることになっておりますが、その結果によっては、六十万石を二つに割り、三十万石を一ノ関さま、十万石を白石(片倉小十郎)どの、残余はしかじかに分配すると、数度にわたって談合があったというのです」「久世侯が申されたのだな」「しかも、所領分割のことは、すでにその人々にも通じているかもしれぬ、白石どのなどは十万石ということであるから、さもあるまいが特に注意するように、とのことでした」安芸の躯が動かなくなった...   「――御逼塞が、その謀計の一つだというのか」「第二は跡式の件です」と周防は云った、「御存じのようにいま御継嗣について、入札がおこなわれることになっておりますが、その結果によっては、六十万石を二つに割り、三十万石を一ノ関さま、十万石を白石どの、残余はしかじかに分配すると、数度にわたって談合があったというのです」「久世侯が申されたのだな」「しかも、所領分割のことは、すでにその人々にも通じているかもしれぬ、白石どのなどは十万石ということであるから、さもあるまいが特に注意するように、とのことでした」安芸の躯が動かなくなったの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...綱宗の逼塞に、兵部と雅楽頭の連絡のあることはわかっていた...   綱宗の逼塞に、兵部と雅楽頭の連絡のあることはわかっていたの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...逼塞(ひっそく)になった綱宗は...   逼塞になった綱宗はの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...綱宗が逼塞になったこと...   綱宗が逼塞になったことの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...さきの陸奥守(むつのかみ)に逼塞(ひっそく)のお沙汰のあったとき...   さきの陸奥守に逼塞のお沙汰のあったときの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...「すでに国老評定の裁決が出ている、采女どのは逼塞、七十郎は預け者と、正式に裁決が出ているのだ」「呼びつけて詰腹を切らせるつもりだ、と云ったのは里見老ではないか」「出頭すればだ」と十左が云った、「出頭すればその危険があると思った、そうではないか」「かれらが詰腹を切らせるつもりだということは慥(たし)かだ」「出頭しないという方法もある」七十郎は唇で笑った...   「すでに国老評定の裁決が出ている、采女どのは逼塞、七十郎は預け者と、正式に裁決が出ているのだ」「呼びつけて詰腹を切らせるつもりだ、と云ったのは里見老ではないか」「出頭すればだ」と十左が云った、「出頭すればその危険があると思った、そうではないか」「かれらが詰腹を切らせるつもりだということは慥かだ」「出頭しないという方法もある」七十郎は唇で笑ったの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...朝臣の逼塞(ひっそく)...   朝臣の逼塞の読み方
吉川英治 「三国志」

...おなじ逼塞(ひっそく)なかまの公卿どもをもかたらって...   おなじ逼塞なかまの公卿どもをもかたらっての読み方
吉川英治 「私本太平記」

「逼塞」の読みかた

「逼塞」の書き方・書き順

いろんなフォントで「逼塞」


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