例文・使い方一覧でみる「逼塞」の意味


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...本郷の講釈場の路次に逼塞(ひっそく)し...   本郷の講釈場の路次に逼塞しの読み方
徳田秋声 「縮図」

...こんな狭い天地に逼塞(ひっそく)はしているけれど...   こんな狭い天地に逼塞はしているけれどの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...二た間の長屋に膝小僧を抱いて逼塞(ひつぱく)してゐる四十年輩の浪人者は...   二た間の長屋に膝小僧を抱いて逼塞してゐる四十年輩の浪人者はの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...四谷谷(たに)町の陽あたりの悪い二間きりのボロ借家(しゃくや)に逼塞していた...   四谷谷町の陽あたりの悪い二間きりのボロ借家に逼塞していたの読み方
久生十蘭 「予言」

...これが不景気助長の金融逼塞を甚だしからしめて居るに違いない...   これが不景気助長の金融逼塞を甚だしからしめて居るに違いないの読み方
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」

...よってまず逼塞(ひっそく)まかりあるべく...   よってまず逼塞まかりあるべくの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...「たしかに、両家ともそう云ったといっています」「ばかなことを」と喜兵衛が云った、「殿は昨日、御逼塞になった、お上(かみ)といえるのは御幼君だけだ、まだお二歳(ふたつ)の亀千代さまが、そんなことをお命じになるわけはない」「かれらはそう申したということです」「これは穏やかでないぞ」と村山喜兵衛が云った、「昨日の今日、上意を僣称(せんしょう)してこんな事が起こるのは尋常ではない、おれはすぐ御家老に申上げよう、あの三人をたのむぞ」「承知しました」「誰が来ても渡すな」「承知しました」と矢崎舎人が云った...   「たしかに、両家ともそう云ったといっています」「ばかなことを」と喜兵衛が云った、「殿は昨日、御逼塞になった、お上といえるのは御幼君だけだ、まだお二歳の亀千代さまが、そんなことをお命じになるわけはない」「かれらはそう申したということです」「これは穏やかでないぞ」と村山喜兵衛が云った、「昨日の今日、上意を僣称してこんな事が起こるのは尋常ではない、おれはすぐ御家老に申上げよう、あの三人をたのむぞ」「承知しました」「誰が来ても渡すな」「承知しました」と矢崎舎人が云ったの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...殿さま逼塞の沙汰があったこと...   殿さま逼塞の沙汰があったことの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...かれらが「藩主逼塞」という大事に致らしめた奸臣であるという理由で...   かれらが「藩主逼塞」という大事に致らしめた奸臣であるという理由での読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...陸奥守さまは御逼塞になられたのですから...   陸奥守さまは御逼塞になられたのですからの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...綱宗逼塞による藩家の興廃が知りたいらしい...   綱宗逼塞による藩家の興廃が知りたいらしいの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...「そんなことが実際にできるわけはない」「しかしその第一はもう事実になりました」「第一とは」「殿の御逼塞(ごひっそく)です」安芸はぎらっと周防を見た...   「そんなことが実際にできるわけはない」「しかしその第一はもう事実になりました」「第一とは」「殿の御逼塞です」安芸はぎらっと周防を見たの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...「――御逼塞が、その謀計の一つだというのか」「第二は跡式(あとしき)の件です」と周防は云った、「御存じのようにいま御継嗣について、入札(いれふだ)がおこなわれることになっておりますが、その結果によっては、六十万石を二つに割り、三十万石を一ノ関さま、十万石を白石(片倉小十郎)どの、残余はしかじかに分配すると、数度にわたって談合があったというのです」「久世侯が申されたのだな」「しかも、所領分割のことは、すでにその人々にも通じているかもしれぬ、白石どのなどは十万石ということであるから、さもあるまいが特に注意するように、とのことでした」安芸の躯が動かなくなった...   「――御逼塞が、その謀計の一つだというのか」「第二は跡式の件です」と周防は云った、「御存じのようにいま御継嗣について、入札がおこなわれることになっておりますが、その結果によっては、六十万石を二つに割り、三十万石を一ノ関さま、十万石を白石どの、残余はしかじかに分配すると、数度にわたって談合があったというのです」「久世侯が申されたのだな」「しかも、所領分割のことは、すでにその人々にも通じているかもしれぬ、白石どのなどは十万石ということであるから、さもあるまいが特に注意するように、とのことでした」安芸の躯が動かなくなったの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...いちどは綱宗に逼塞(ひっそく)の沙汰の出たとき...   いちどは綱宗に逼塞の沙汰の出たときの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...陸奥守(むつのかみ)綱宗の逼塞から始まり...   陸奥守綱宗の逼塞から始まりの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...そのごは守時の逼塞(ひっそく)と共に...   そのごは守時の逼塞と共にの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...――いわゆるものの勢い――これを見ては寄手の弓矢が逼塞(ひっそく)してしまったのもむりではない...   ――いわゆるものの勢い――これを見ては寄手の弓矢が逼塞してしまったのもむりではないの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...六行だ」かれは高い山の頂(いただき)へついた時のような呼吸の逼塞(ひっそく)をおぼえだした...   六行だ」かれは高い山の頂へついた時のような呼吸の逼塞をおぼえだしたの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「逼塞」の読みかた

「逼塞」の書き方・書き順

いろんなフォントで「逼塞」


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延縄漁   意味の取り違え   凝結する  

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