...逃亡しないまでも家の中に逼塞している者が多かった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...本郷の講釈場の路次に逼塞(ひっそく)し...
徳田秋声 「縮図」
...転落して裏長屋に逼塞(ひっそく)する身になっても...
徳田秋声 「縮図」
...深川の方に逼塞(ひっそく)しているその伯父と一度会見すると...
徳田秋声 「爛」
...二十五栃木の大中寺に逼塞(ひっそく)の神尾主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...四谷谷(たに)町の陽あたりの悪い二間きりのボロ借家(しゃくや)に逼塞していた...
久生十蘭 「予言」
...藩主が幕府から逼塞を命ぜられて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...綱宗は逼塞(ひっそく)...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...綱宗の逼塞はもはやどうしようもない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...綱宗が逼塞になったこと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...改めて沙汰はなくとも「逼塞」は解かれたとみてよいと思うが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いちど逼塞と預け者に処したのち...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...結局は「逼塞」と「預け者」ということにおちついたのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...綱宗さまに対する逼塞(ひっそく)の沙汰が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...また逼塞(ひっそく)した宮方の残党勢力とは...
吉川英治 「私本太平記」
...そのごは守時の逼塞(ひっそく)と共に...
吉川英治 「私本太平記」
...――いわゆるものの勢い――これを見ては寄手の弓矢が逼塞(ひっそく)してしまったのもむりではない...
吉川英治 「私本太平記」
...まさに城兵は逼塞(ひっそく)したとみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
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