...玉が欲しければ玉も進上するし...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
......
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...人がぼんやり考えこんでいるとき「君の考えてることをおしえてくれたら一ペニー進上」というが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いささか読者に珍味異香を進上しようと努めてみるつもりなのである...
太宰治 「新釈諸国噺」
...そんなお恵みを進上してたまるものか...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...槍は貴殿に進上致すが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを一番先に見つけ出したお方様に百ずつ進上する...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十銭ぐらいなら進上(しんじょう)すると云ったよと澄ましていた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...武射饗三および打竹をも進上する...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...丹瓜がこの富松の名物と見え代官からこれを進上しているし...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...接待掛(がか)りの下役(したやく)のランベヤと云う男に進上して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...甘酒進上」と云う声が木の上からきこえて来た...
夢野久作 「猿小僧」
...少(ちつ)とばかりは進上(あげ)られないッて』と帽子屋(ばうしや)が云(い)つて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...枝をきられ候時に至候はば進上可致候やと御伝へ可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(土俗談語)食べ物を進上して口の病を治して貰った婆様に...
柳田國男 「日本の伝説」
...進上せねばならぬというような何か一つの話が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ところで竹童(ちくどう)」「はい」「この紅(あか)い火独楽(ひごま)はそなたに進上する」「えッ!」といったのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――が余りに、馬と馬とが寄り過ぎていたので、ぐるりと一転するまに、瀬兵衛は振向きざま、「その頬(ほお)げたへ、進上」と、一槍高く、後ろへ、飛電を見せた...
吉川英治 「新書太閤記」
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