...ものの十間(けん)とは進まないで...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...一と聲進まない返事がして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...何となく気が進まないような素振をしていました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...妙に気が滅入つてどうしても筆が進まない...
薄田泣菫 「茶話」
...あまり進まないらしかった...
徳田秋声 「挿話」
...これ以上進まないとしても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僕は余(あんまり)進まないから」と...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...幸ひ重い發作に進まないので實際助かるが...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...あまり氣の進まない樣子ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...久三郎さんがあまり気が進まない様子で――」「そんな事もあるのかい」平次は気の毒そうに言うのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだあんまり食が進まない様子でしたが」「二人は金づかいはどうだ」「二人ともまだ若いんですもの」「借金は?」「私からまで借りるくらいですから――」この下女には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あとは意氣地が無さ過ぎますよ」八五郎は氣の進まない樣子で白山に引返しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気が進まないのだった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...秋の進まないのに草の早く枯れかかつたのは...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...さほど進まないうちに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...その様な歩みは非常に遅々としか進まない...
三好十郎 「俳優への手紙」
...私の所では気が進まないのか少しも名のって来てくれる者がない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...壁に突き当ったように技も進まない...
吉川英治 「剣の四君子」
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