...その家は今でも連綿として栄え...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...連綿として長くつゞいて行つてゐるものといふ風にしてゐる...
田山録弥 「小説新論」
...連綿と続いています...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...連綿とつづいたわが家を...
中里介山 「大菩薩峠」
...その伯父が馬鹿に頑物(がんぶつ)でねえ――やはりその十九世紀から連綿と今日(こんにち)まで生き延びているんだがね」と主人夫婦を半々に見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...連綿として二十七年間...
野村胡堂 「胡堂百話」
...これを百日欠かさず連綿として続け...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...連綿と続いていった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...此系は今猶連綿として絶えない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...或るときは連綿として相ついで出て来る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうして多くの知慧(ちえ)と経験とから成る伝統が連綿として打ちつづいて居ります...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...連綿として記紀律令(ききりつりょう)の時代まで...
柳田国男 「海上の道」
...連綿として若干の記憶を伝えていた...
柳田国男 「山の人生」
...連綿として数百年に及ぶがごとく力の筋を神の筋に帰し...
柳田国男 「山の人生」
...連綿とつづいていて...
山川方夫 「愛のごとく」
...それが、系図を拝見しても、狛家(こまけ)数十代の間、連綿と、判で押したようですから不思議でござる」「当(とう)狛家という家柄は、そんなにお古い系図かな?」「大して古いという程でもないが、今よりザッと一千年前の霊亀(れいき)年間から、この武蔵野にお住居(すまい)なされておる」「それは大変な旧家だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...連綿と長雨が降りつづいた...
吉川英治 「三国志」
...ともあれ宋朝(そうちょう)の御代(ごだい)はこんにちまで連綿と数世紀この国の文明を開拓してきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??