...川越の実家は二番目の子が相続して今でもなお連綿としておるそうだ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...現にお里の釣瓶鮨(つるべずし)のあとも今なお連綿として残り...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...子孫が連綿とつづいたとしても...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...五百年連綿と続いて来ておる...
高浜虚子 「俳句への道」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...連綿として二十七年間...
野村胡堂 「胡堂百話」
...二百年も連綿としたお庄屋様の家督とりで...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...もし彼女の生家が昔のままに連綿としていたならば...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...これを百日欠かさず連綿として続け...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それは連綿として今日に及んでいる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その勾配を、小旗握った宿屋の番頭に引率された善男善女の大群が、連綿として登り、下りしていて、左右の土産物屋は浅草の仲見世のようである...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...此系は今猶連綿として絶えない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あのように相異なる行動があのように連綿として相接し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...連綿として数百年に及ぶがごとく力の筋を神の筋に帰し...
柳田国男 「山の人生」
...要するにやや不足という状態が連綿と続いているんだ」「宗教論からだいぶ飛躍しますね」「いやそのことを云っているのさ」秀之進は平然と天床を見あげた...
山本周五郎 「新潮記」
...それが、系図を拝見しても、狛家(こまけ)数十代の間、連綿と、判で押したようですから不思議でござる」「当(とう)狛家という家柄は、そんなにお古い系図かな?」「大して古いという程でもないが、今よりザッと一千年前の霊亀(れいき)年間から、この武蔵野にお住居(すまい)なされておる」「それは大変な旧家だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...連綿とかわることがないのにひきかえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ともあれ宋朝(そうちょう)の御代(ごだい)はこんにちまで連綿と数世紀この国の文明を開拓してきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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