...その家は今でも連綿として栄え...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...川越の実家は二番目の子が相続して今でもなお連綿としておるそうだ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...現にお里の釣瓶鮨(つるべずし)のあとも今なお連綿として残り...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...連綿として長くつゞいて行つてゐるものといふ風にしてゐる...
田山録弥 「小説新論」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...連綿とつづいたわが家を...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから引続いて幽閑の地にいたけれども訪ね来る人は連綿として絶えなかった...
中里介山 「法然行伝」
...もし彼女の生家が昔のままに連綿としていたならば...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...ひだるい目にあはねばならないのかしら……食べものに絡まる老婆の哀唱は連綿として尽きないのだつた...
原民喜 「氷花」
...この頭脳的遊戯を連綿と続けてゆくための材料となっていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それは連綿として今日にまで至っているのであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...連綿と続いていった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...子孫に連綿と勤めおるが...
南方熊楠 「十二支考」
...そうして多くの知慧(ちえ)と経験とから成る伝統が連綿として打ちつづいて居ります...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...それが、系図を拝見しても、狛家(こまけ)数十代の間、連綿と、判で押したようですから不思議でござる」「当(とう)狛家という家柄は、そんなにお古い系図かな?」「大して古いという程でもないが、今よりザッと一千年前の霊亀(れいき)年間から、この武蔵野にお住居(すまい)なされておる」「それは大変な旧家だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...連綿と長雨が降りつづいた...
吉川英治 「三国志」
...ともあれ宋朝(そうちょう)の御代(ごだい)はこんにちまで連綿と数世紀この国の文明を開拓してきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ある種の伝説が有史以前の太古から連綿と引き継がれ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
便利!手書き漢字入力検索