...その家は今でも連綿として栄え...   
内田魯庵  「淡島椿岳」 
...連綿と続いています...   
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」 
...その伯父が馬鹿に頑物(がんぶつ)でねえ――やはりその十九世紀から連綿と今日(こんにち)まで生き延びているんだがね」と主人夫婦を半々に見る...   
夏目漱石  「吾輩は猫である」 
...二百年も連綿としたお庄屋様の家督とりで...   
長谷川時雨  「朱絃舎浜子」 
...ひだるい目にあはねばならないのかしら……食べものに絡まる老婆の哀唱は連綿として尽きないのだつた...   
原民喜  「氷花」 
...皇統連綿として古来かつて社稷(しゃしょく)を覬覦(きゆ)したる者なき国においては...   
穂積陳重  「法窓夜話」 
...それは連綿として今日にまで至っているのであるが...   
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」 
...連綿と続いていった...   
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」 
...子孫に連綿と勤めおるが...   
南方熊楠  「十二支考」 
...あのように相異なる行動があのように連綿として相接し...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」 
...連綿として若干の記憶を伝えていた...   
柳田国男  「山の人生」 
...要するにやや不足という状態が連綿と続いているんだ」「宗教論からだいぶ飛躍しますね」「いやそのことを云っているのさ」秀之進は平然と天床を見あげた...   
山本周五郎  「新潮記」 
...数代連綿とそれを掲げて一目瞭然...   
山本笑月  「明治世相百話」 
...それが、系図を拝見しても、狛家(こまけ)数十代の間、連綿と、判で押したようですから不思議でござる」「当(とう)狛家という家柄は、そんなにお古い系図かな?」「大して古いという程でもないが、今よりザッと一千年前の霊亀(れいき)年間から、この武蔵野にお住居(すまい)なされておる」「それは大変な旧家だ...   
吉川英治  「江戸三国志」 
...連綿と長雨が降りつづいた...   
吉川英治  「三国志」 
...連綿とかわることがないのにひきかえて...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...ともあれ宋朝(そうちょう)の御代(ごだい)はこんにちまで連綿と数世紀この国の文明を開拓してきた...   
吉川英治  「新・水滸伝」 
...ある種の伝説が有史以前の太古から連綿と引き継がれ...   
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」 
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