...その家は今でも連綿として栄え...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...川越の実家は二番目の子が相続して今でもなお連綿としておるそうだ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...子孫が連綿とつづいたとしても...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...五百年連綿と続いて来ておる...
高浜虚子 「俳句への道」
...その伯父が馬鹿に頑物(がんぶつ)でねえ――やはりその十九世紀から連綿と今日(こんにち)まで生き延びているんだがね」と主人夫婦を半々に見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もし彼女の生家が昔のままに連綿としていたならば...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...橙は代々に通わして子々孫々連綿と継承相続し何代も何代も続く家の長久を表象させたものである...
牧野富太郎 「植物記」
...その勾配を、小旗握った宿屋の番頭に引率された善男善女の大群が、連綿として登り、下りしていて、左右の土産物屋は浅草の仲見世のようである...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...あのように相異なる行動があのように連綿として相接し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...或るときは連綿として相ついで出て来る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうして多くの知慧(ちえ)と経験とから成る伝統が連綿として打ちつづいて居ります...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...連綿として記紀律令(ききりつりょう)の時代まで...
柳田国男 「海上の道」
...連綿として数百年に及ぶがごとく力の筋を神の筋に帰し...
柳田国男 「山の人生」
...連綿とつづいていて...
山川方夫 「愛のごとく」
...数代連綿とそれを掲げて一目瞭然...
山本笑月 「明治世相百話」
...それが、系図を拝見しても、狛家(こまけ)数十代の間、連綿と、判で押したようですから不思議でござる」「当(とう)狛家という家柄は、そんなにお古い系図かな?」「大して古いという程でもないが、今よりザッと一千年前の霊亀(れいき)年間から、この武蔵野にお住居(すまい)なされておる」「それは大変な旧家だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...連綿とかわることがないのにひきかえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ともあれ宋朝(そうちょう)の御代(ごだい)はこんにちまで連綿と数世紀この国の文明を開拓してきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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