...坂を下りたり、平地を行ったりする時には、彼等は一種のヒョコヒョコした走り方をし、連続的に奇妙な、不平そうな声を立てる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...連続的に書物を読む必要がある時...
市島春城 「読書八境」
...しゅうと鋭く連続的に蒸気を吐きはじめた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...そこから脳髄へ連続的に綱のごとくに延びていて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...夏から秋へかけての植物界の天然の色彩のスペクトルが高さ約千米の岩壁の下から上に残らず連続的に展開されてゐるのである...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...とにかく一線の上に連続的に配列された数量の尺度によって優劣をきめるのである...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...その方法が自然科学的である限り(即ち対象を一様に等質的に且つ個々の場合に就いてではないという意味に於て連続的に...
戸坂潤 「科学論」
...連続が非連続的に取り扱われているのである...
中井正一 「「見ること」の意味」
...毎日毎日連続的に聞かされていた焼ヶ岳方面の火山の音というものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪の結晶に雲粒の附着する度合は連続的に変化していて...
中谷宇吉郎 「雪」
...時の瞬間が個々非連続的に成立するものかといえば...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...現代人が毎夜毎夜連続的に祖先の生活を夢に再現するというのがあります...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...連続的にふかいながらも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...亡(な)き夫人と源氏との交渉の最初の時から今日までが連続的に思い出されて泣いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ウツラウツラと連続的に一晩中みていました...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...……虎蔵が人を殺した……しかも連続的に……そうしてまだ捕まらずにいる……という事実に対して...
夢野久作 「白菊」
...一枚の紙が連続的に...
横光利一 「旅愁」
...南鄭(なんてい)から褒州(ほうしゅう)の地も連続的に敵の手へ委(まか)して...
吉川英治 「三国志」
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