...表情たっぷりな光枝の半身像(はんしんぞう)が五六十個も連続的にうつっているのであった...
海野十三 「什器破壊業事件」
...そこから脳髄へ連続的に綱のごとくに延びていて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...夏から秋へかけての植物界の天然の色彩のスペクトルが高さ約千米の岩壁の下から上に残らず連続的に展開されてゐるのである...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...即ちそれは新しい運動が連続的に生起することを意味する...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...意識は連続的に流れるのではなくて云わば量子的に流れる――即ち流れない――外はない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...連続が非連続的に取り扱われているのである...
中井正一 「「見ること」の意味」
...時を劃して震動するのがかえって連続的にするよりも人心を脅かす程度が深いのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...果して滑らかな舌が連続的に鳴り出して来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それぞれ連続的に記録しているのである...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...どうしても前後四時間近く連続的に低温室内にはいることになってしまう場合が多い...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...どうしてもゼンマイ秤の針の動きを連続的に紙の上に描かすようにしなければならない...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...点火と同時に多数の火花を連続的に放出し続けて消えてしまう...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...雪の結晶に雲粒の附着する度合は連続的に変化していて...
中谷宇吉郎 「雪」
...時の瞬間が個々非連続的に成立するものかといえば...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...犬は異なる推断を連続的にするであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この幻怪な犯罪は当局を愚弄(ぐろう)するように連続的に行なわれるのだ...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...結婚の初めから連続的に物思いをばかりおさせになった宮であると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...乞食のように連続的にペコペコ……ペコペコと頭を下げた...
夢野久作 「戦場」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??