...山岳地帯に多く見られる、複数の山々や丘陵が環状に連なった地形を指す。「九重連山」...
...遠くに連山が見える...
...この地域には連山が多く、登山客にとっては魅力的な場所だ...
...雨が降ると、連山が霞んで見えなくなる...
...冬になると、連山は雪化粧をし、美しく輝いている...
...而も最も古いと云はれる連山易(れんざんえき)と天主教の耶蘇教理とから綜合した日本中心主義を發見した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...日光足尾の連山から吹き下してくる寒風が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...大白森一帶の連山の中には...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...右には秩父の連山を望み...
大町桂月 「妙義山の五日」
...連山(れんざん)は僅(わづか)に雪を載(のせ)て白々(しろし)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...丘の上にあつて四方の連山を見遙かす眺望は気に入つた...
種田山頭火 「行乞記」
...波濤の如く起伏した連山に雲の湧き立つたさまは...
田山花袋 「日光」
...しかしそう思って連山をながめた時に「地球の大きさ」というものがおぼろげながら実認(リアライズ)されるような気がした...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...連山高き頂にウーリュンポスのクロニオーン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...タウヌス連山などとほとんど匹敵するものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われらは常に富嶽とその麓の連山を見る光景...
永井荷風 「日和下駄」
...ハルツの如くテューリンゲンの如く大きく根を張つた連山ではなく...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...松本平から見あげられる連山に分れて...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...秩父連山が青くむこうに見えました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...東京から西に見える甲相の連山中にあるものを始めとし...
柳田國男 「地名の研究」
...正面に日光連山が迫っているし...
山本周五郎 「風流太平記」
...いつも處女のやうなはにかみをもつて、連山の奧に、遠く純白な姿を漂はせてゐるおん身の存在は、愚かなる人間の血に汚された歴史の手の及ぶ範圍を越えてゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...「その高麗村はネ」と立って――あなたの連山を指さしながら...
吉川英治 「江戸三国志」
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