...・逢うて菜の花わかれて菜の花ざかりいちめんの菜の花の花ざかりをゆくさくらちりかゝる旅とたつたよ・旅もいつしかおたまじやくしが泳いでゐる途上未定稿(作品そのものは――)未完成稿(芸術家その人は)旅やけ!ルンペンの色!四月十八日晴...
種田山頭火 「旅日記」
...磯野は途(みち)で知った女に逢うと...
徳田秋声 「足迹」
...そして久しぶりで逢うわが子の傍へ寄って...
徳田秋声 「黴」
...然しその頃から英子の家で私は度々橋本静子に出逢うようになった...
豊島与志雄 「運命のままに」
...茂樹に逢うことは到底出来ないような気が致しました...
豊島与志雄 「椎の木」
...敬助はいつもそれに出逢うことを恐れた...
豊島与志雄 「蘇生」
...一たび優勢なる客に逢うとき...
夏目漱石 「野分」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...稀れに逢う友人との会合を...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...きょうルダンさんに逢うまではほとんど思いだしたことさえなかったのである...
久生十蘭 「黄泉から」
...……おれもじかに逢うて...
火野葦平 「花と龍」
...逢うことはこの上にいっそう苦痛を加えるだけであると思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宿縁があればこそこうして出逢うことになったあなたと私に違いないのですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私たちはそれらのものを通して多くの知己に逢うために...
柳宗悦 「全羅紀行」
...山に入って不思議な老人に行逢うたことがある...
柳田国男 「山の人生」
...好きなうちは逢う飽きたら別れる...
山本周五郎 「初蕾」
...逢うことはごく稀にしかなかったが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...もしこれ以上逢うようなら...
横光利一 「旅愁」
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