...まして彼女は自分の倅に逢うことも出来なくなるのだ...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...今逢う晃一郎氏は痩(や)せ形の浅黒い見るからに凜々(りり)しい一高の学生になっているのです...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...(慷慨の調にて大声に)敵の汝に逢わんとて水陸幾万里千辛万苦を尽しつつ輪船火車を乗り代えて露清両地を過ぐるとき行装のたびごとに天道様に祈りをなしイエス氏にも敬拝すらく平常一度び逢うことの何ぞ遅きや心し給え心し給え東半島大韓帝国に心したまえ一同はじっと聴き入っている...
林不忘 「安重根」
...馬酔木さんに逢うて人間のよさに触れた...
種田山頭火 「行乞記」
...さくらちる富士がまつしろさくら咲いてまた逢うてゐる旅ごゝろかなしい風がふきまくるぼう/\としてあるくいつしか春(追加)蘭竹かれ/″\の風にふかれつゝ・鎌倉は松の木のよい月がのぼつた大仏さん異人さんさくら寺いちはやく山ふところのさくら一もと斎藤さんにまた逢ひませうと手を握る東京をうたふ...
種田山頭火 「旅日記」
...然し彼が一番嬉しかったのは家の向うのみよちゃんに逢うことであった...
豊島与志雄 「少年の死」
...小太郎に逢うてのう――河内と...
直木三十五 「南国太平記」
...エレーンがランスロットに始めて逢う...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...三人の縄付に逢う前に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなたと逢うのも今晩限りになるかも知れないというのです...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...ヨシツネさんには逢う気もなく...
林芙美子 「新版 放浪記」
...士官達は随員に逢うと...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...シュラーに逢うためには...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...この間から、君に逢うたら、いっぺん、いおうと思うとったんじゃが、……どうも、君の考えは、間違うとるようにある...
火野葦平 「花と龍」
...「いっぺん逢うてみたいなあ...
火野葦平 「花と龍」
...蛙が霜に逢うというのだな...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...勘次に逢うのが不快であった...
横光利一 「南北」
...その茸の国で知人に逢う喜びに胸をときめかせつつ...
和辻哲郎 「茸狩り」
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