...如何に手早く三味線に合せてしん粉でものゝ形を造り上げるかといふ点にある...
阿部徳蔵 「美術曲芸しん粉細工」
...そうして現在のすべての服装よりも優れた新服装を造り上げるまでには多くの歳月を要するのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...これですっかり容疑者被告を造り上げる方の仕事が完成した訳である...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...そういう人間は処で世論を造り上げる単位とはなれないのであるか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そのペンネームの主人公を造り上げる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼の「文芸評論」を造り上げるわけである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...即ち又やがて氏自身が造り上げるだろう処の...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...感情が論理を有つことによって一定の「認識」を造り上げるのである(私はこの点を「感情の論理」として取り扱ったことがある)...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...確信をみずから造り上げるにはあまりに弱かった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...幸に我等の手で造り上げる事に成功した...
豊田喜一郎 「乘用車發表に際して」
...形に造り上げるまでには...
直木三十五 「南国太平記」
...もし、わしが、その困難に耐えて、造り上げるまで、存命しておればよいが、もし、その間に、死ぬようなことでもあれば、理化学の仕事は、悉く水泡に帰する...
直木三十五 「南国太平記」
...(テレンティウス)詩人たちは(c)万事を思いのままに造り上げるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)「我々には世界を造り上げるほどの能力はない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしはそれらを造り上げるのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしには根のない嘘を造り上げることは到底できないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...寸分たがわぬほどの名器をきっと造り上げるであろう...
柳宗悦 「北九州の窯」
...人間を造り上げる能力である...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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