...今日はそれに関せず応急的手段を速やかに実行せねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「速やかに下女を親戚に託してその家より遠ざけ...
井上円了 「おばけの正体」
...速やかに去りて妖怪の学林に遊び...
井上円了 「おばけの正体」
...検事総長の任命は速やかに許可されるものと信じて疑わなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「可及的速やかな行動だ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...こんな速やかな減少率があらうか...
中島敦 「環礁」
...速やかに允可(いんか)を賜りぬ...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...いざ父娘今生のご対面なさるべく速やかにここを落ちのびよ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...昔の大公の宮殿の燈火(ともしび)は一つ一つ速やかに消えゆくところであった...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...すぐに書斎へ行ってみましょう」女王が回廊を速やかに移動されるのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...金庫の左引き出しにある桃色の書類束を取り出し速やかにロンドンへ運べ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...速やかに肥沃な土地を選定して...
本庄陸男 「石狩川」
...然るのちにすなわちまさに速やかに汝のために作(な)すべし...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...悪鬼輩速やかに逃げ去らずば...
南方熊楠 「十二支考」
...速やかに送り奉るべしとて...
南方熊楠 「十二支考」
...いと速やかに人の手足を切断するが故に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――それ程、凡(ただ)ならずと思うなれば、なぜ、賤ヶ嶽の桑山修理も、汝(なんじ)の主人高山右近も、速やかに、手勢をもって、馳せ加わらぬか」叱咤と共に、その使者を、槍の石突(いしづき)で突き倒し、ふたたび阿修羅(あしゅら)となって、敵兵を迎えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...以て速やかにす可くんば則ち速やかにせしは孔子なり...
和辻哲郎 「孔子」
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