...不逞(ふてい)の宇宙魔ミミ族のことは...
海野十三 「宇宙戦隊」
...私は不潔で逞(たくま)しい「メシ」が食いたくなった...
高見順 「如何なる星の下に」
...五人の逞(たくま)しい...
田中英光 「野狐」
...健やかで逞しく、父親が悪名高いジェイベス・ギルクリスト勳士――競馬で身を持ち崩した人物で、この生徒はひどい困窮に追い込まれましたが、熱心で勤勉...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...中国はやはりでっぷりと肥って逞ましいが...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...逞ましさと美しさとがあるのが法則であって...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...吹(ふ)き落(おと)す疾風(しつぷう)に抵抗(ていこう)して其(そ)の力(ちから)を逞(たくま)しくしようとする焔(ほのほ)は深(ふか)く木材(もくざい)の心部(しんぶ)にまで確乎(しつか)と爪(つめ)を引(ひ)つ掛(か)けた...
長塚節 「土」
...どんなに想像を逞(たく)ましくしても...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...意図の逞(たく)ましさ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ほんの五六尺の麻繩(あさなは)ですが強靭(きやうじん)で逞(たくま)しくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...春のめざめの頃に感じる逞(たくま)しい空想力を...
林芙美子 「新生の門」
...このごろではクルマが廻りつづけて追々と暮しが順調に傾いて来たらしいといふ噂が広まつたらしく次から次へ逞しい債権者がおし寄せて...
牧野信一 「沼辺より」
...逞(たくま)しい顔を赤く染めた...
山本周五郎 「橋の下」
...骨格の逞しい総髪の男が後ろ向きに坐っている...
吉川英治 「剣難女難」
...おからだの逞(たくま)しさといい...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は何か持ちまえの不逞な命を...
吉川英治 「私本太平記」
...城中でも逞しい甲州武士のみで――寄手の側からは知れなかったが――一重(ひとえ)城壁内の活動を見るとすれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...逞しく盛り上がっている筋肉を見せ...
吉川英治 「親鸞」
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