...筋骨(きんこつ)の逞(たくま)しい男だった...
芥川龍之介 「海のほとり」
...而して自ら十万の逞兵を率ゐて碓日を越え...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...髯面の骨格の逞ましい...
石川啄木 「二筋の血」
...三人位でぶつかってみろ」三人の逞(たくま)しい警官が...
海野十三 「崩れる鬼影」
...私は不潔で逞(たくま)しい「メシ」が食いたくなった...
高見順 「如何なる星の下に」
...いかさま逞しそうな体つきで...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...自分はいよ/\空想を逞(たくまし)うして...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...パリスどのと祝言(しうげん)するよりも寧(いっ)そ自害(じがい)せうと程(ほど)の逞(たくま)しい意志(こゝろざし)がおりゃるなら...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...人間としての矜持ある逞ましい美しいものをそこに見出し得ないとするならば...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...この逞(たくま)しい惡相と言つてもよいほどの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...榛の幹の直ぐ下を逞しい犬がすつと走りぬけた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何か文芸といふものに対する逞ましい亢奮が一層募つて来るのを覚えました...
牧野信一 「浪曼的月評」
...紛紛逞三端...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...茶筌(ちゃせん)に結(ゆ)い上げた逞しい赭顔(しゃがん)が現われる...
吉川英治 「剣難女難」
...彼は何か持ちまえの不逞な命を...
吉川英治 「私本太平記」
...その逞(たくま)しい体つきは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...不逞(ふてい)な謀(たくら)みをつづけ参ったことはいいのがれあるまいが」「な...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...もっと適応し逞(たくま)しく進化して行けば...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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