...絶代の英雄児はかくの如くにして逝けり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...(以上新思潮第九号)○夏目先生の逝去(せいきょ)ほど惜しいものはない...
芥川龍之介 「校正後に」
...君はや逝(ゆ)きぬ...
石川啄木 「詩」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...彼はこの世の中を非常によくして逝った人であります...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...交(まじわ)りは薄くも濃くも月と雲九月十八日 十七日夜七時十二分、永田青嵐逝く...
高浜虚子 「六百句」
...夫の伯爵がシェラ・ネヴァタ山中の自動車事故で急逝した後も...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...春は逝く、夏近し、いよ/\晴れた、苗代作りが初まつた、それは感じのよい仕事だ...
種田山頭火 「其中日記」
...子規忌、子規逝いて何年、年々鶏頭は赤し...
種田山頭火 「其中日記」
...春章は天明以後その晩年をば壮時の如くに再び肉筆画の制作のみに送りき(春章は寛政四年に歿し文調は寛政八年に逝(ゆ)けり)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...春の逝きかけた淺緑の山の手前を...
林芙美子 「大島行」
...心臓の病(やまい)さえ併発して医薬の効なく遂(つい)に遠逝(えんせい)せられ...
福田英子 「妾の半生涯」
...「A老人がお逝去(なくな)りになったのですって?」泉原は胸を躍らせながら早口に訊(たず)ねた...
松本泰 「緑衣の女」
...そのまま逝(い)ったら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いまその人は逝(ゆ)く」勅して...
吉川英治 「三国志」
...と遺言して逝(い)った――あの錦の嚢(ふくろ)であった...
吉川英治 「三国志」
...彼はその春逝(い)ってしまった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...先生逝(ゆ)いてもう十年...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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