...この小説は一気に通読した...
...明日までにこの本を通読しなければならない...
...レポートに必要な内容は通読したか?...
...長い本を通読するには時間がかかる...
...通読すると理解が深まる...
...一部を贈られたから早速通読して自分の最も好む一句を捨つた...
伊丹万作 「広告」
...世間よくこれを通読するものいたって少ない...
井上円了 「おばけの正体」
...普通読者間にはやはり豚に真珠であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...四歳の頃に通読せられてゐた御様子で...
太宰治 「右大臣実朝」
...巻を追うて通読したと云う物は殆ど無いが...
田中貢太郎 「『黒影集』の序詞」
...哲学史をすら通読したことさえない人間である...
辻潤 「錯覚自我説」
...ついついおしまいまで通読する機会がなく...
寺田寅彦 「変った話」
...通読はしなかったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...吾人は古今の歴史を通読してうたた奇異の感なきあたわず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...通読していただけるはずである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いわば興亡常なき支那の歴代史を通読した時のような淋しく物哀れに夢見る如き心持を覚えるのであった...
永井荷風 「伝通院」
...五年の頃友人に勧められて一括してこれを通読する日まで...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...実は通読することすら厭(いや)なのであった...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...論者諸賢のため全篇通読の便利を計り...
福沢諭吉 「学問の独立」
...左伝通読十一偏その中...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...アナトールフランスが年少の日の巴里巷間の追憶を綴つた長編小説「花咲く日」全篇を通読して以来...
正岡容 「寄席風流」
...一度『ラーマーヤナ』を通読すると支那の『西遊記』の孫悟空はどうもハヌマン伝から転出したよう思われる...
南方熊楠 「十二支考」
...こんどいつか送って頂いて通読しましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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