...これこそ大局を通観することのできない近視眼者であって...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...或は我の思想の普通観念と齟齬するが故に我に衣食を得るの途塞(ふさ)がるあり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...普(あまね)く動植物界を通観するに...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...今其淹留説話を通観するに...
高木敏雄 「比較神話学」
...しかし上述のような考え方に従ってその句の近辺一帯の進行を通観した後にその一句の役目を考え直してみると...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...日本文化の歴史を通観して見ると...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...前後を通観する批判の眼を持たなかった...
豊島与志雄 「二つの途」
...それ等を通観した大きな画の前に...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...生命」をもつて「宇宙の通観(サベイ)」の途上に...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...この通観が以下の諸章の主題である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...四囲の関係の裡に在る我を通観する事に馴れない彼女は...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...半期ずつまとめての通観です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...得耳根円通観音妙智之玄...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...現在を通観してくると...
吉川英治 「新書太閤記」
...伝記上の一個人の間を通観するばあい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...子罕の七篇を通観すると...
和辻哲郎 「孔子」
...我々はその点をも簡単に通観して置かなくてはならない...
和辻哲郎 「鎖国」
...これらは戦争の刺激によって芸術家が人生全体を通観する機会を与えられた...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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