...義雄は紙入れから稿科の通知状やら宿屋の受け取りやらを出した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...特許局からの通知状だと...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...そのなかに通知状がまじっているかもしれません」彼らはその時...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...「このなかにですか? 賊の通知状がですか?」岩瀬氏は書生から数通の手紙を受取って...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...確かに賊の通知状じゃ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...通知状を刷るためにたちまち腕まくりで蒟蒻版の刷にとりかかるもの...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「そしてそれも通知状のようなものばかりでした...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...郵便局の通知状か安葡萄酒(やすぶどうしゅ)の栓(せん)にしか使わないような代物(しろもの)だった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...町名番地が変わったからという活版刷りの通知状であったが...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...六か月後のことだったが――他の女と結婚したという宛名(あてな)自筆の通知状を受け取った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...帰って来ると通知状が来ていました...
豊島与志雄 「絶縁体」
...○例の往復葉書にて近頃余がもとに届きたる或会合の通知状に某々伯爵も御出席の由につき奮って御来臨被下度云々と記したるものあり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...私達の通知状を世話やいてくれたし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの友人からの妻の急逝を知らせる印刷された黒枠の通知状があった...
山川方夫 「愛のごとく」
...「通知状をね、印刷屋からとってきてくれないか...
山川方夫 「演技の果て」
...ふと小机を見ると蘭郁二郎君の葬の通知状が開いて...
横光利一 「書翰」
...出頭日の通知状が届いたら...
吉川英治 「新書太閤記」
...今日まで一片の通知状さえくれないでいた...
蘭郁二郎 「地図にない島」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??