...竹中氏は勿論ドイツ語に通暁しているが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...其処の海員周旋屋の内幕に通暁して居た事であつた...
石川啄木 「病院の窓」
...あらゆる医学に通暁(つうぎょう)しています...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...雪中の諸状混錯を走墨に失して通暁し難きもの靴中の瘡痒これを何如せん...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...幽斎はそれにもましていろんなことに通暁してゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...管弦楽の指揮者は作曲者と同様に各楽器の特質によく通暁していなければならない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...世事において通暁する所なし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...もしくは通暁してるふうを見せかけていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...筆を秉(と)るに先んじてまづ今日の下情(かじょう)に通暁せざるべからざるなり...
永井荷風 「桑中喜語」
...一般の事物にも多少通暁しなければ人生の真味を解し得ない...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...ないしはまた足利時代に流行した『秋夜長物語』の類にも通暁した...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...あたしは青蛙の喧嘩に通暁しているので...
久生十蘭 「だいこん」
...また欧州の柳暗花明にも充分に通暁せられる学殖遊蕩ともに誉れ高い粋人中の粋人...
久生十蘭 「魔都」
...一度往復した大野順平らが最も地理に通暁していなければならぬのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...西欧の文学に通暁していたこの作者が...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...営団を貫くからくりに通暁しているからこそ...
宮本百合子 「女の手帖」
...本当に科学に通暁した人たちが見たらば...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...そういう仕事のために栄さんは私より私の家族の心持に通暁してしまったのも亦面白いでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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