...本来読本(よみほん)は各輯五冊で追って行くを通則とする...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...『八犬伝』も五輯までは通則通りであったが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...こういう食堂の一般の通則となった...
高浜虚子 「丸の内」
...たった一台交通規則を無視した車がいたため数十台が迷惑するというのがこういう場合の通則である...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...政治は馬上提灯の覚束(おぼつか)ないあかりにほくほく瘠馬(やせうま)を歩ませて行くというのが古来の通則である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...最初の障害に対する初恋の激しい争いの通則である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...試驗成績で卒業生を處理する通則になつておりますから...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...通則として手拭を使用することを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...法律適用の通則を蒐集したものを称するのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...初めて通則の全部を名例律と称したのではない...
穂積陳重 「法窓夜話」
...従来は刑法の通則に限って用いられておった語を汎(ひろ)く法律通用に関する総則に用いるようになった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...柔かな者には濡ひが多いといふが通則である...
正岡子規 「病牀六尺」
...大抵族霊(トテム)たる動物を忌んで食わぬが通則だが...
南方熊楠 「十二支考」
...大量生産の「数でコナス」という通則で...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...甘やかすと為にならないのは天下の通則ながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これに煙管入(きせるいれ)を添えるのを通則とするに至った...
柳宗悦 「樺細工の道」
...紐(ひも)を通すため耳をもつのを通則とする...
柳宗悦 「工藝の道」
...紙地には黄土を引くのを通則とする...
柳宗悦 「工藝の道」
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