...それから僕等は通りがかりにちよつと萩寺(はぎでら)を見物した...
芥川龍之介 「本所両国」
...誰ひとり途の通りがかりに空地に下りて来て...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その人は道の通りがかりにふとこの南宗画家の家を見つけたので...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...先刻(きつき)忠成は道の通りがかりに...
薄田泣菫 「茶話」
...おさるの片付いた氷屋も便宜がいいので通りがかりに見に行くそうである...
寺田寅彦 「子猫」
...女は通りがかりに自分らのほうを尻目(しりめ)ににらんで口の内で何かつぶやいた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...浅井がふと通りがかりに...
徳田秋声 「爛」
...通りがかりに何かと冗談を云い合っていた...
豊島与志雄 「黒点」
...クリストフはその快い光景をただ通りがかりにうっかり見たばかりであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...通りがかりにちらと見たにすぎなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...通りがかりに弟へちょっと悪戯(いたずら)をしてみたくなり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...通りがかりに立ち寄ったアルノー夫人が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...通りがかりに寄ったのか...
豊島与志雄 「自由人」
...先に行ってるから通りがかりに河岸の所で乗せておくれって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こうして通りがかりに伺いましたようなもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...セエラは通りがかりに暖かそうな部屋を覗いて見るのが常でした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...それでも通りがかりに寄るとか...
山本周五郎 「柳橋物語」
...ほんの通りがかりに...
吉川英治 「春の雁」
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