...銅線に電流を通ずると...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...情識の條理に通ずるを公と爲す...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...ロイテン会戦指導原理と相通ずるものあり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...マイカ大要塞に通ずる出入口は...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...向うの崖に通ずる一条の道がたえだえに見られる...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...かように相異なったものを一つに合わせて同時にこれに通ずる理論を研究することのできぬはもちろんである...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...この点では禅僧と収賄議員との間にもいくらか相通ずるものがあるかもしれない...
寺田寅彦 「涼味数題」
...「剣の道にも通ずる……...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...ジュナップからブラッセルへ通ずる道の右手にある小高い狭い芝地を観戦地として選んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの有名な画家ルーベンスが生れたアントワープの町に通ずる埃っぽい気持ちの悪い道を...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...しかし意味の通ずるだけそれだけ誠の度は少ない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...湯水(ゆみず)も通ずること能わず...
野中到 「寒中滞岳記」
...或は其渟滯を通ずると云ひ...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...卑俗な新興宗教の教旨にも通ずるところがあるらしく思はれさうであるが...
正宗白鳥 「新しくもならぬ人生」
...遠くへ通ずるものと近まわりの小路とは...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ドリアンは必ず秘密の部屋へ通ずる階段を上って行った...
渡辺温 「絵姿」
...若し通ずる樣になつたら早速これを頼みますと頼信紙を頼んでおいて...
若山牧水 「樹木とその葉」
...この画像と広隆寺講堂の阿弥陀像との間には相通ずるところがある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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