...電流の通ずる針金のあるときは...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...根岸氏は洞窟に通ずるすべての小径を切りひらかせたので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...土地を奪われるなどいう誤解から陰謀をやって敵に通ずる...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...裏口から焼鳥屋のいた横の通りへ通ずる露次に面した隣り三軒の家々も...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...鐵道仙臺より通ずることとなり...
大町桂月 「金華山」
...あれなどもやはりこのイブラヒム老人の入れ歯の注文とどこか一脈相通ずるところがあるような気がするのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...朝野の元老中兎も角も大體に通ずるの士なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...相通ずる語気である...
豊島与志雄 「霊気」
...互(たが)いに一脈通ずるものがあった...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...「最後に小生は目下我邦(わがくに)における学問文芸の両界に通ずる趨勢に鑒(かんが)みて...
夏目漱石 「博士問題の成行」
...その二者の表現し得る内容に一脈相通ずるものがあるために...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...何にかしら此二人には一脈相通ずる名人魂があつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この「いゝん」は『落窪物語』の「いう」と通ずるもので...
橋本進吉 「駒のいななき」
...その方面に通ずる私服刑事をひとり付けてくれる...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...しかし歌は何(いず)れの木へでも通ずる...
牧野富太郎 「植物記」
...ただここにては古今東西に通ずる文学の標準(自らかく信じ居る標準なり)をもって文学を論評するものに有之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...古今東西に通ずるとはこの事なり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...また相通ずるものがある...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
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