...天文に通じている家来の才木茂右衛門(さいきもえもん)と云う男が目付(めつけ)へ来て...
芥川龍之介 「忠義」
...神様村の一部を国道が通じている...
犬田卯 「沼畔小話集」
...二つの部屋が通じているはず...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...お銀と磯谷との消息が通じているのではないかと...
徳田秋声 「黴」
...または奥さんやお嬢さんにも通じているかの点にあったのです...
夏目漱石 「こころ」
...通りかかった芝居道に通じている...
長谷川時雨 「市川九女八」
...おかみは爪立ちの大股で内庭に通じているうしろ側のドアへいき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...屋根裏のそれぞれの小部屋に通じているのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...隣の室に通じているのであろう...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...互いに通じている大きな部屋がいくつかあって...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...そこの庭園から丁度露台へ上るような工合にして直接にその家の二階へ通じているらしい...
堀辰雄 「あいびき」
...どこへ通じているんだ」イーヴォスの説明によると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...上階へ通じている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...猫のうろついている中庭を見通しながら、玄関口を入って行くと、狭い踏み減らされた、なんともいえずうっとうしい貧乏臭いにおいのただよう木造の階段が、上へ通じている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...その後の消息に通じているだろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その仕事場から土間づたいに裏の台所へ通じている露地出入りの戸が一枚――三尺ほど開け放しになっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そういうことにも通じているし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかもその洞が外洋から如何(どう)通じているのか...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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