...明るい眼をした村の乙女ともよく気心が通じているらしい...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...永遠そのもののように通じている...
芥川龍之介 「少年」
...親佐と葉子との二人(ふたり)に同時に慇懃(いんぎん)を通じているという...
有島武郎 「或る女」
...不便なく意を通じているだけで...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...誰よりもその間の消息に通じている筈の順慶自身が...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...仏蘭西(フランス)仕込みで彼の地の美術文学にも多少通じているらしいことは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...山路が通じている...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...短い堀割によって隅田川に通じている...
永井荷風 「放水路」
...寺島町(てらじままち)あたりの景況には大略通じているつもりであったが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...叔父は人間社会の事に大抵通じているせいか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...この湖水で泳いでいるので湖底の状況に通じている...
久生十蘭 「泡沫の記」
...物価の高低などにも定めて通じていることであろう」...
穂積陳重 「法窓夜話」
...漁夫や職人の出稼ぎ根性と気持は通じている...
本庄陸男 「石狩川」
...単にイチゴと呼んで通じている...
牧野富太郎 「植物知識」
...市内へ通じている往来の一つに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...ここからは見えない入口に通じているが...
三好十郎 「胎内」
...「あの崖の上はどこへ通じているのか」「大仏岳の尾根続きです」と松木が答えた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...しかもその洞が外洋から如何(どう)通じているのか...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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