...無形の抽象的方面にも通じたことである...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...このように自然と人間との交渉を通じて自然を自己の内部に投射し...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...フランス経済学者の研究を通じて社会主義に傾倒し...
戸坂潤 「辞典」
...話が通じやしない...
豊島与志雄 「自由人」
...通じ薬をやったり...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...日本の文化と社会相の全部を通じて...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...こちらの言うこともまるで通じません...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...私は私のいろいろなつながりを通じてそれに手を出すことはまだしてはいないけれど...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...これから先どうなることだろうか? 自分の前にはどんな日々が立ちはだかっていることだろうか! 万事を切り抜けて好ましい結果に通じる道を発見するだろうか? きわめて慎重な弁護をやろうというのなら――そしてそれ以外のことはいっさい無意味なのだ――きわめて慎重な弁護をやろうというのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...前後を通じて三回あった...
正岡容 「寄席」
...従って、成人の一六歳以下の者に対する比率は、全州を通じて、二対一であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その数は古今体を通じて数十篇に及んでいた...
森鴎外 「魚玄機」
...一般の人々にその意味が通じているはずはありません...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...それで、静かな寒い夜な夜な、彼が鼻を星に向けて、長くそして狼のように吠えたてた時、それは実は死んで土となつた彼の先祖が、鼻を星に向けて、数世紀を通じ、彼を通じて吠えているのであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...時間と空間を通じて固定した真理を求めることが実際の人生と相容れぬという不都合のあることに気が附かなかったために...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...微(かす)かな隠れ道が谷へ通じている...
吉川英治 「新書太閤記」
...一つはルーアンからドイエップへ通じている一つの大きな谷...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...大友義鎮は毛利氏に通じた秋月文種を破って...
和辻哲郎 「鎖国」
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