...妙子が通う女学校を参観したと云うにつけても...
泉鏡花 「婦系図」
...両人が奥へ通う扉口(とぐち)を出ようとした時...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...一人でまた森へ通うようになった...
田中貢太郎 「雪女」
...肥車(こやしぐるま)が通う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...実際どうかすると、役所へ通うのが、どうにもいやでたまらなくなった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...蒼白かった竜之助の顔にパッと一抹(いちまつ)の血が通うと見えましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...病院に通う路上で...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...たとひ何十人あらうとも彼等と彼等との間には一脈の情味が流れ通うて居るが...
平出修 「夜烏」
...」持彦自身もこう事繁く通うては...
室生犀星 「花桐」
...人の魂の自由に行き通う島地であったのが...
柳田国男 「海上の道」
...似通うた所のある話であります...
柳田國男 「日本の伝説」
...やはり似通うたことをしていたのだったと...
柳田国男 「年中行事覚書」
...互いに似通うているものも少なくはない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...とにかくに富山県の一部のバンドリスズメと似通うているのは偶然ではあるまい...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...学舎に通う村童が...
吉川英治 「三国志」
...京都大坂から播州へ通う唯一の交通路である...
吉川英治 「新書太閤記」
...松宮春一郎、水野葉舟氏らの世界文庫刊行会へ、筆耕仕事に通う...
吉川英治 「年譜」
...妙法ヶ岳の三山に通う天上の町だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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