例文・使い方一覧でみる「這裏」の意味


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...人生の大殿堂を根柢から搖り動かして轟き渡る一撞萬聲の鯨鐘の聲を深く這裏(このうら)に藏(かく)して居るのかも知れない...   人生の大殿堂を根柢から搖り動かして轟き渡る一撞萬聲の鯨鐘の聲を深く這裏に藏して居るのかも知れないの読み方
石川啄木 「雲は天才である」

...「空腹」の影薄さも這裏(このうら)に宿つて居るかも知れない...   「空腹」の影薄さも這裏に宿つて居るかも知れないの読み方
石川啄木 「雲は天才である」

...風流を這裏(しゃり)に楽しんで悔いざるものである...   風流を這裏に楽しんで悔いざるものであるの読み方
夏目漱石 「思い出す事など」

...ただ這裏(しゃり)の福音(ふくいん)を述べて...   ただ這裏の福音を述べての読み方
夏目漱石 「草枕」

...また自ら進んで適意の刺戟を求め能(あと)うだけの活力を這裏(しゃり)に消耗して快を取る手段との二つに帰着してしまうよう私は考えているのであります...   また自ら進んで適意の刺戟を求め能うだけの活力を這裏に消耗して快を取る手段との二つに帰着してしまうよう私は考えているのでありますの読み方
夏目漱石 「現代日本の開化」

...――刈り込まざる髯!棕櫚箒(しゅろぼうき)を砧(きぬた)で打ったような髯――この気魄(きはく)は這裏(しゃり)に磅(ほうはく)として蟠(わだか)まり瀁(こうよう)として漲(みなぎ)っている...   ――刈り込まざる髯!棕櫚箒を砧で打ったような髯――この気魄は這裏に磅として蟠まり瀁として漲っているの読み方
夏目漱石 「趣味の遺伝」

...むかっ腹をたててぷんぷんするのでも這裏(しゃり)の消息は会得(えとく)できる...   むかっ腹をたててぷんぷんするのでも這裏の消息は会得できるの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...彼が武右衛門君に対して「そうさな」を繰り返しているのでも這裏(しゃり)の消息はよく分る...   彼が武右衛門君に対して「そうさな」を繰り返しているのでも這裏の消息はよく分るの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...到這裏非真非仮...   到這裏非真非仮の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...禅僧がよく「這裏(しゃり)」とか「箇裏(こり)」とか「箇中」とかいうが...   禅僧がよく「這裏」とか「箇裏」とか「箇中」とかいうがの読み方
柳宗悦 「民藝四十年」

「這裏」の読みかた

「這裏」の書き方・書き順

いろんなフォントで「這裏」


ランダム例文:
垢じみた   背嚢   史跡  

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