...すべて岩石の間を節の高い身のしまつた竹と金屬性の力を持つた這松茨藤蔓などが岩を割るやうにして生えて居ます...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...八メートル離れた這松(はいまつ)の根元に...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...浅間葡萄に這松ばかりです...
豊島与志雄 「食慾」
...這松と雑草とに隠されて...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...リッジは這松で、主に左側を登って北峰に達す...
松濤明 「八ガ岳大門沢」
...風に吹きたわめられた高山の這松帯のごとく...
柳田国男 「雪国の春」
...枯れた芝の上に這松がならんでいて...
山川方夫 「その一年」
...ちょうど身の丈(たけ)ぐらいな這松(はいまつ)やつつじが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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