...あまりながくここに逗留(とうりゅう)していると...
海野十三 「海底都市」
...あの坊っちゃんの写真だけならばちゃんと逗子の写真屋にありますだ...
橘外男 「逗子物語」
...逗子で起こったこのごろの事件から...
徳田秋声 「仮装人物」
...逗子事件のその後の進展について知りたいような好奇心もいくらか唆(そそ)られた...
徳田秋声 「仮装人物」
...左(さ)候て弊藩御逗留(とうりゅう)中に弊藩有志の者ども九州辺へ差廻(さしまわ)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...逗子より新橋へは来りしなりけり...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...少しいい方だッたら逗子(ずし)にでも転地療養しなすったらッてね...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...逗子あたりは若葉の山に山桜(さくら)咲き初(そ)めて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...私(わたくし)も今少し逗留(とうりゅう)していますと...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...逗子(ずし)の別墅(べっしょ)に別れし夕べ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...暫く名古屋へ逗留(とうりゅう)してから...
中里介山 「大菩薩峠」
...鎌倉のKホテルは?」「あそこもよく知ってるんですよ」「それでは逗子のNホテルはどうです?」「あそこへも行ったことがありますわ」「それでは...
平林初之輔 「謎の女」
...そしてやつと一週間の逗留を許された...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...完璧に分っていることは王女がリマーズホテルに逗留(とうりゅう)していた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...トニオ・クレエゲルの奇妙な逗留(とうりゅう)であった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...お類がT「兄さんから金が来る迄当分此処で逗留ね」浪之助風呂へ行くべく立ち上って...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...「其許(そこもと)は?」「拙者か」「左様」「江戸表にご逗留(とうりゅう)中の大原勅使の従臣...
吉川英治 「松のや露八」
...ちょうどあれから一年半余――武蔵は先に逗留(とうりゅう)し残した江戸へこれから出るつもりなのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索