...實現の意志を重視するものと――此二つの相違は人生の見方に非常な逕庭を生ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...性格の點に於ける逕庭はその要求に於ける一致を妨げない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...カピューレット邸(てい)の庭園(ていゑん)の石垣(いしがき)に沿(そ)へる小逕(こみち)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...行く事更に數丁遂に車を通ぜざる石逕に達した...
永井荷風 「十年振」
...石逕は杉の木立の間を登つて行く...
永井荷風 「十年振」
...ほんとに長い日がいつか逕(た)つてしまつたものだ...
長谷川時雨 「八歳の時の憤激」
...この清麗なる雪中の竹逕(ちくけい)を以て前の上等社会の恋に副(そ)ふ...
正岡子規 「俳諧大要」
...前日と異なる逕路を取りしを思へばこの会合は無趣味なるが如くにしてその実前後の大関鍵(だいかんけん)たりしなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...附き添うた伝説の多寡に著しい逕庭(ちがい)あり...
南方熊楠 「十二支考」
...行追碧澗入山逕...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...海保竹逕(ちくけい)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大抵養子竹逕(ちくけい)が代講をしていたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...海保竹逕(ちくけい)が数(しばしば)渋江氏に警告して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...江戸で海保竹逕(かいほちくけい)の塾を辞して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...常に弊衣を著(き)ていた竹逕が...
森鴎外 「渋江抽斎」
...竹逕の扶養を蒙(こうむ)っていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...竹逕の歿した時、家に遺ったのは養父漁村の妾(しょう)某氏と竹逕の子女各(おのおの)一人(いちにん)とである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...有小香國鶴避茶寮鶯逕戞玉泉等勝(せうかうこくかくひされうあうけいかつぎよくせんとうのしようあり)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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