...性格の點に於ける逕庭はその要求に於ける一致を妨げない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その花園の母屋(おもや)からずっと離れた小逕(こみち)に通いうる仕掛けをしたりした...
有島武郎 「或る女」
...同一逕路(けいろ)を取らんため来たのである...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...行く事更に數丁遂に車を通ぜざる石逕に達した...
永井荷風 「十年振」
...石逕は杉の木立の間を登つて行く...
永井荷風 「十年振」
...三逕荒(さんけいこう)に就き...
中里介山 「大菩薩峠」
...諸動物中にも特種の心性の発達に甚だしく逕庭がある...
南方熊楠 「十二支考」
...附き添うた伝説の多寡に著しい逕庭(ちがい)あり...
南方熊楠 「十二支考」
...枯骨長依狐兎逕...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...竹逕は名を元起(げんき)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大抵養子竹逕(ちくけい)が代講をしていたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...海保竹逕(ちくけい)が数(しばしば)渋江氏に警告して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その他授業は竹逕が悉(ことごと)くこれに当っていたからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...海保竹逕(ちくけい)の妻...
森鴎外 「渋江抽斎」
...竹逕が歿してからは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...竹逕(ちくけい)の海保氏父子...
森鴎外 「渋江抽斎」
...逕(こみち)にも出れば芝生の中にも出る...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...利根河岸の絶壁(ぜつぺき)に横はれる細逕(さいけい)に入る...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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