...性格の點に於ける逕庭はその要求に於ける一致を妨げない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...同一逕路(けいろ)を取らんため来たのである...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...唯一條の血染川と細逕とを餘すのみなり...
大町桂月 「鹿野山」
...山の根の岩を伝える一条の細逕(さいけい)を...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この清麗なる雪中の竹逕(ちくけい)を以て前の上等社会の恋に副(そ)ふ...
正岡子規 「俳諧大要」
...松林を徘徊(はいかい)したり野逕(のみち)を逍遥(しょうよう)したり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...前日と異なる逕路を取りしを思へばこの会合は無趣味なるが如くにしてその実前後の大関鍵(だいかんけん)たりしなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...附き添うた伝説の多寡に著しい逕庭(ちがい)あり...
南方熊楠 「十二支考」
...此説は世の伝ふる所と太(はなは)だ逕庭(けいてい)がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其間に逕庭があらうとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...海保竹逕(ちくけい)が数(しばしば)渋江氏に警告して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...竹逕の養父に代って講説することは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...海保竹逕(ちくけい)がお玉が池にいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...竹逕は前年に会陰(えいん)に膿瘍(のうよう)を発したために...
森鴎外 「渋江抽斎」
...海保竹逕(ちくけい)の妻...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この年六月に海保竹逕(ちくけい)が歿した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...有小香國鶴避茶寮鶯逕戞玉泉等勝(せうかうこくかくひされうあうけいかつぎよくせんとうのしようあり)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...利根河岸の絶壁(ぜつぺき)に横はれる細逕(さいけい)に入る...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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