...」言(ことば)が途絶えると...
泉鏡花 「婦系図」
...あの息子の神経質とあの両親の子煩悩(こぼんなう)では?――こんな風だから娘から少し消息が途絶えると...
犬養健 「愚かな父」
...またひとしきりどかどかと続いて来るかと思うとまたぱったり途絶えるのである...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...嗄(か)れ疲れた話声が途絶えると...
徳田秋声 「あらくれ」
...事によると途絶えるかも知れないのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...」ちょっと声を途絶える...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...生れてみなければ分るものではない!二人向き合って話が途絶えるような時には...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...その響の途絶える折々...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...以後、作歌は途絶える...
長塚節 「長塚節句集」
...他の朝はある一定の時間――無論極く短い間ですが人通りが全く一時に途絶えるという事実...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...即ちある一定の時間に全く往来が途絶えるという事実...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...十一時頃客が一寸(ちょっと)途絶える...
林芙美子 「新版 放浪記」
...客が途絶えると、私達はよくかたつむりのようにまるくなった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...そのうちに話がちょっと途絶えると...
堀辰雄 「菜穂子」
...そのうちに話がちょっと途絶えると...
堀辰雄 「楡の家」
...爵位が途絶えるから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...間の途絶えるであろうことを今からお言いになるのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ふと往来の途絶えるいっとき...
山本周五郎 「夕靄の中」
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