...やるべきことが見つからず途方に暮れる...
...もし万一母を失うようなことがあったらどうしようと思うとおぬいはいつでも動悸(どうき)がとまるほどに途方に暮れるのだが...
有島武郎 「星座」
...途方に暮れることじゃった」「いよいよ防空監視哨が出来るんですの」「お国のために...
海野十三 「空襲葬送曲」
...いよいよ途方に暮れるばかりで...
太宰治 「風の便り」
...僕が途方に暮れるまではまだまだ時間も充分...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...銀子たちも途方に暮れるほどの喧嘩(けんか)がはじまり...
徳田秋声 「縮図」
...時々途方に暮れる思いをする日がないではないが...
中井正一 「国立国会図書館」
...まったく途方に暮れることがしばしばあった...
永井隆 「この子を残して」
...途方に暮れると云つた方が確かだつたであらう...
葉山嘉樹 「万福追想」
...途方に暮れるだけのことだわ」曽根は手に新聞を持ったまま...
久生十蘭 「あなたも私も」
...四千万円ということになると途方に暮れるほかはない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...何か途方に暮れるような...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...彼は身震いし、途方に暮れる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...途方に暮れるというようなことはまずないね...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ただ途方に暮れるばかりです...
夢野久作 「少女地獄」
...途方に暮れると、目白女子大の井上さんの所へ行つた...
吉川英治 「折々の記」
...途方に暮れるばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...それは途方に暮れるほどな負担と重たい感慨だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...にんじんは、ひとり取り残されて、途方に暮れる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索