...話題が途切れると...
有島武郎 「星座」
...勃凸との話が途切れるとおんつぁんはぐつたりして客車の天井を眺めてゐた...
有島武郎 「骨」
...真面目な話が途切れると...
伊藤野枝 「転機」
...参拝者の来るのが始めのうちは引切りなしに続いてくるが三十分もたつと一時まばらになりやがてちょっと途切れる...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...」言葉が途切れると...
豊島与志雄 「反抗」
...言葉が途切れると急に撥(は)ね返って...
中里介山 「大菩薩峠」
...三人の声が一度に途切れる間をククーと鋭どき鳥が...
夏目漱石 「一夜」
...話しはまた途切れる...
夏目漱石 「虞美人草」
...この顔にしてこの鼻ありと嘆ぜざるを得んではありませんか」迷亭の言葉が少し途切れる途端(とたん)...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この供給が一日でも途切れると彼れ等は手を拱(こまぬ)いて飯を食うよりほかに何等の能もない凡人になってしまう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...厭世家と云ふものは一種のイゴイストですから……」聲が途切れると...
「修道院の秋」
...話が途切れると、再び恐ろしい沈黙が一座を領して、頭の上から、かすかに悲鳴、猛犬の唸り、手に取るようにそれが聞えます...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...閣下の話が途切れると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...途切れることなく人々が押し寄せた広場方向の看板に「ここは汚染兆候なし」と書いてある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...また少し話が途切れると「お久さん何処へ」...
正岡容 「我が圓朝研究」
...わたしに還(かへ)らうとするあの幽(かす)かな声が乱される……紛れる……途切れる……掻(か)き消される……ああどうしよう……また逃げて行つてしまつた……「手風琴(てふうきん)を鳴らすな」と思ひ切つて怒鳴(どな)つて見たが...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...奇怪至極(きっかいしごく)ともうすしかありません」嗄(か)すれ途切れることばの渇(かわ)きを救って...
吉川英治 「新書太閤記」
...基本的な山体は途切れることなく標高の高いまま続いていると報告してきた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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