...途切(とぎ)れ途切れに続き出した...
芥川龍之介 「母」
...会話は途切れ勝ちになる...
梅崎春生 「狂い凧」
...班長たちから言われていた時で――」声が一寸途切れた...
梅崎春生 「桜島」
...自分が瞑目したならば独逸にいる姉に知らせて欲しいという意味を途切れ途切れに述べられました...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そして戦いはときどき休戦で途切れながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」話がそこでへんに途切れた...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...言葉が途切れて、どこからか犬の遠吠が聞える...
豊島与志雄 「春」
...しまいにその言葉が途切れると...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...そこで話が少し途切れているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一応途切れた形になっていた...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...途切れた隙に私は思はず息を呑んだ...
南部修太郎 「疑惑」
...」何かの話が途切れた後で...
南部修太郎 「猫又先生」
...吉里の涙に咽(むせ)ぶ声がやや途切れたところで...
広津柳浪 「今戸心中」
...もうこれだけいっただけで説明にも及ぶまいとおもうが念のために蛇足を添えるならつまりぞっこんと惚れ込んでいるこの自分の心をうっかり話の途切れに相手に悟られてしまってはならない...
正岡容 「我が圓朝研究」
...途切れ途切れに三年と九ヵ月だけであった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第四巻)」
...「――おまえ見たさに……」とその唄の文句が途切れて聞えた...
山本周五郎 「さぶ」
...暮六刻(くれむつ)が鳴って客足が少し途切れたところで...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...御手拍手……とござアい」その途切れ途切れの口上を聴きながら...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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