...話柄が途切れて閑(しん)とすると...
有島武郎 「かんかん虫」
...」少し途切れて、「お内ですか...
泉鏡花 「婦系図」
...途切れ途切れにしか聞えなかったが...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...途切れ途切れに唸(うな)った...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...病院でも服んでいるの」次兄の声は途切れた...
「草藪」
...仲居が給仕に這入(はい)って来たのでそれきり途切れた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...つい殿上まで行かねばならぬ用事があつておくれた……』少し途切れて...
田山花袋 「道綱の母」
...もう遅(おそ)い!」(それはシトロンのことなのか途切れた話のことなのかわからなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...言葉が途切れて、煙草をふかし、ウイスキーを飲んでいると、京子はふいに、大きな声を出した...
豊島与志雄 「程よい人」
...そして一寸間が途切れると...
豊島与志雄 「理想の女」
...「叔母さんとんだ事をしました……」「何も千代ちゃんがした訳じゃないんだから……」「でもあたしが御飯を喫(た)べさしていたんですから……叔父さんにも叔母さんにもまことにすみません」千代子は途切(とぎ)れ途切れの言葉で...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...料理が途切れたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...つい炭が途切れかかったときの記念です...
宮本百合子 「裏毛皮は無し」
...わたしに還(かへ)らうとするあの幽(かす)かな声が乱される……紛れる……途切れる……掻(か)き消される……ああどうしよう……また逃げて行つてしまつた……「手風琴(てふうきん)を鳴らすな」と思ひ切つて怒鳴(どな)つて見たが...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...道は深い断崖のふちで恨めしくも途切れている...
吉川英治 「江戸三国志」
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